少年の境界
」のレビュー

少年の境界

akabeko

求め、苦しんだ先の四人の愛に感動!

ネタバレ
2025年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三巻のあとがきまで読んで、この作品を読み終わったことを噛み締めています‥
オメガバース設定ではあるけども、実社会のあらゆる場面での強者と弱者、差別意識などにに通ずる内容だったと思います。
ゆかと薫、倫と大我。
お互いに身近に運命の番がありながら、辛い状況に苦しみながらも、結果的に運命よりも愛を選んで番になる過程に感情が揺さぶられっぱなしでした。
検査の結果に泣きながらも、強く生きるゆか。
揺るぎない愛を貫き、その先の幸せのためにまで努力を惜しまない薫。
辛い過去や運命に囚われ、壊れてしまう倫。
強者である自信と冷酷な表面の裏側に、潜んでいた庇護役がだんだんと溢れ出てくる大我。
akabeko先生があとがきで、オメガバース設定が初めてとありましたが「本能か愛か」その世界にすっかり飲み込まれました。感動しました!
三巻‥本編の大我に泣かされ、書き下ろしでの姿にニンマリ‥好きだわ〜大我‥
とにかく良かったです!大満足です!!
ありがとうございました!!
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