臆病なヒーローである

ネタバレ

2025年6月4日

このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの強くて儚くて美しい生き方。
ヒーローへの想いは筒抜けだったが、本人的には一所懸命隠していて。だから、借金が清算されて、離婚という前夜に、ヒロインはたった一度の思い出が欲しくて、ヒーローに抱いて欲しいと迫る。断る事もできたヒーローだけど、結局夢中になってしまう。
その翌日、離婚届を出し、ヒーローの元を去ったヒロイン。しかし、なんだかんだ言って、ヒロインが心配なヒーローはヒロインの家にチェックしに来る。
そこで、艶めいたことになるも、ヒロインだけ気持ちよくさせられて、生殺し状態で、無情にもヒーローは帰ってしまう。ヒーロー以外の男性も知っていこうと、他の男性とお試し交際をするヒロイン。
しかし、やはり、ヒーロー以上には思えなくて、振ってしまう。そして、母親からの連絡と父親の死と母親にも捨てられていたことへの絶望で一人泣くヒロイン。
ヒーローもヒロイン父親の死を知り、ヒロインに知らせるか迷っていたが、一人で泣くヒロインを放っておけなくて、ヒロインの家に突撃する。そして、ヒロインの抱える深い孤独感に胸を締め付けられて、覚悟を決めたヒーローは、ヒロインに告白するも、今更だと激怒したヒロインに一発食らってしまう。
その後、ベットへ直行の二人。しかし、ヒーロー会社社長とは思えないほど、口が悪いキャラである。
その後は海外に移住し、四人の子供に恵まれて、幸せいっぱいの二人。
長女とヒーローのやりとりが面白い。

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小手間利さん

(女性/50代) 総レビュー数：3件

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