皇太子殿下は塩対応の魔女姫だけを愛したい【完全版】
佐倉紫
このレビューはネタバレを含みます▼
人間よりも何よりも薬草が好きなヒロインは、帝国への行事の為に帝国に兄と共に訪れる。パーティー中薬草園に興味津々なヒロインは抜け出し観察していたら、フラフラしているヒーローと出会うも関わったら面倒だと放置しようとする。しかしヒーローの症状から媚薬を盛られた事を悟りヒーローを追ってきた騎士達を追い返しヒーローに治療するのかしないのかと迫る。本当に放置されると察したヒーローはヒロインに助けを求めヒロインの客室で薬草で薬を作ってもらい飲む事に。帝国の皇太子として大切にされてきたヒーローは自分に興味もなく淡々と患者として診療していく様子に呆気に取られる。ヒロインのおかけで薬が抜けてパーティーに戻ったヒーロー。翌朝早くなら誰も起きていないだろうと薬草園に訪れたヒロインは現れたヒーローに感謝されるもお礼は面倒くさいから要らないと告げる。自分に全く興味なしで早く薬草を観察したいヒロインに専属薬師を依頼するがヒロインは面倒くさいから断るも粘るヒーローに絶対に断るだろう条件に巨大な温室が欲しいと言う。それをあっさりと呑んだヒーローに仕方ないので引き受けたヒロイン。表向きは帝国で行儀見習いとしてヒーローの侍女見習いという立場に。朝晩ヒーローの薬が効きすぎる体質を改善させる薬を調合するヒロイン。自分をただの患者あるいは人体実験位にしか見ていないヒロインが新鮮でヒーローの中でこんな女性も世の中にはいるのだと驚く。幼い頃から帝国皇太子として令嬢達に色んな手段で狙われ続けたヒーローは女性嫌いになっていて。側におく侍女達も幼い頃からの信頼のおける者達だけで。女性不信なヒーローはヒロインを試す意味でも食事に誘うもあっさりと薬草を優先され断られる。周りは驚愕。それからとあれこれとヒロインを誘うヒーローに迷惑なヒロインは薬草と研究と講義と忙しいのでと断りまくる。母親に恋心を指摘されて初めて動揺したヒーローは騎士団の集団食中毒の件で積極的に治療していくヒロインの姿に惚れたと自覚する。その後はヒロインが興味ある薬草のある離宮へと二人で向かう事に。公爵家令嬢が付きまとうもヒーローに冷酷に今までの悪行を暴かれて容赦なく振られる。二人の姿を見て初めてヒーローを好きだと自覚したヒロイン。実はパーティーでヒーローに媚薬を盛ったのは公爵。その公爵が国外に療養に行くというので怪しいと睨んだヒーロー親子は公爵家令嬢をも監視
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