「アヒルの王子様
」のレビュー

アヒルの王子様

風緒

トイレのドアが運命の扉だったとは

ネタバレ
2025年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人生のピークが小学生で今やうだつの上がらないリーマンが、イケメンエリートに成長していた同級生と再会し、告白されたことから始まる恋のお話。
男だったら成長のスピードの違いやタイミングもあり、ヒエラルキーが逆転することはあり得ると思います。それでも、幼い頃に踏み出す勇気をくれた亮介への譲の想いは確かなもの。一途に好きと伝えてくる譲に、亮介は徐々に絆されていきます。
譲の人生のターニングポイントでは、必ずドアを開けてくれるのが亮介だという展開がとにかく上手かったです。それは勇気の扉だったり、トイレのドアだったり、浴室のドアだったりと様々ですが、その扉を開けたことで人生が変わっていくというのが面白いと思いました。扉を舞台装置のように新しいステージへの区切りにするという発想が素晴らしかったです。
もう一つ幼馴染み同士のお話も入っていて、そちらも良かったです。普段オネエ言葉なのに、えちの時だけ素の男っぽさが出る源がカッコ良かったです。
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