このレビューはネタバレを含みます▼
先生の作品は三作持っていて、特に『ネコ×ネコ』『明治従属タングステン』が好きです。とにかく絵が美麗で色気があって、早朝の清々しい空気が流れているような雰囲気が魅力だと思います。
なので、今回のように一見悲恋チックなストーリーととても合っていて、切なさがよく伝わってきました。ノンケの颯が長い時間をかけて隆史に傾いていく様子も、隆史の感情の流れも、映画やドラマのように美しくて仕上がっていたと思います。
ただ、1年に1回を10年…てことは高校卒業から10回しか会ってないのに?となり、ちょっと展開に無理があるような気がしてしまいました。