壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている
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壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている

ミナモトカズキ

良い話だなぁ

ネタバレ
2025年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ3巻までしか読んでませんが、どちらかというとヒューマンドラマ?夢に向かって邁進する感じは少年漫画にも近いのかも。ラブは少なめですが素敵なお話だと思いました。同人誌もアイドルも詳しくないのですが文化としても興味深かったです。イッセイの笑顔の理由に感動…表に出さない人ってかっこいい。イッセイはナチュラルに覚悟が決まってるから心壊れたりもしなさそうだし頼もしい。笑いながら死んでいきそうだけど…。
主人公の性格について低レビューがあるみたいですが、こういう危なっかしい人ほど思いがけない感動を生んだりするから(チョモランマツンデレとかwこのシーン大好き)、なんか良いなぁと思いますけどね〜。彼はブレないし正直だから弱いところもあるけどかっこいい。登場人物みんな良い人のお話も素敵ですけど、そればっかりもなぁと。。コンプラとか厳しい時代だからかな?個の特性を面白がって笑い飛ばしてくれるような風潮が減った気がする。まぁ良し悪しの境界が難しいですけど、せめてフィクションくらいは、とも思う。ひねくれた理由の説明がもう少しあればよかったのかな?幸せな家庭で育っても、同性愛者でマイナージャンルの漫画家となると、一般との乖離で自意識とかおかしくなっても無理はない気もします。そもそも表現者は自分を掘り下げるのがデフォルトというか。
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