このレビューはネタバレを含みます▼
先生の作品は7作めで、作家さん買いする勢いで読んでいます。今回も設定・展開と凝っていて、会話は面白くて、楽しく読めました。
お互いに性格が違いすぎる為に「嫌われてる」と思い違いしたり、思いが通じ合ってもちょっとした事で(そのつもりはないまま登場する当て馬に翻弄されて)弱気になるとか、色々と正反対の割にそういう所は似ていて可笑しかったです。
すれ違いのシーンでの矢部の表情とかセリフが、意外にキツくて読んでる私の方がダメージを受けたりしましたが、当事者の仙波が能天気というか鈍いというか大らかな性格で、大事に至らず済んでた気がします。凸凹コンビでお似合いの二人でした。
『ラッキーナンバーに気をつけろ!』の次くらいに好きな作品です。