このレビューはネタバレを含みます▼
夏の鬼=立夏(リッカ)と梅雨の鬼=涙(ルイ)が下界(人間界)で梅雨と夏を司る話。
涙は立夏に惹かれているけど、人間の男の子に「大好き」と言われて立夏が「俺も好きだ」と言っている夢を見てモヤモヤし…。
作者様は漫画は初作品とのことですが、綺麗な絵でとても素敵なお話でした。攻はカッコいいし受は可愛く、でも受が攻の傍にいるようになったのには悲しい過去がありました。
脇役で出てくる鬼も2人をくっつけるのにいい仕事をしています。子鬼が子猫だったり、立夏と涙を運ぶのが狐や雀だったりで、それも可愛いくて素敵。
エロもしっかりエロエロしいのでBL作品としても優秀です(←ハードではないかもしれませんが、それなりにページ数あります)
絵が綺麗、話が斬新で和のしっとり感あり、2人が結ばれるまでの過去に切なさもありで、読了後の満足度がとても高い作品でした。
この作品と出会えて本当に良かったです。これからもきっと何度も読み返すと思います。