このレビューはネタバレを含みます▼
怖そうな雰囲気で始まるのに、暗殺者の皇女がターゲットであり、婚約者である僻地の王様に一目惚れしたばかりに…
不穏な雰囲気で幕を開けた物語が開始5p目でもうラブコメに！
ダークな後継者争いと、ピュアでモダモダした初恋が交互に出てきて、時々どんな顔で読めばいいのかわからなくなります。
でもそこが良い！
ターゲットのユーリー陛下は生きてるだけで精一杯な見た目ですが、実は切れ者という雰囲気がちょいちょい出てきます。
皇女もピュアだけど殺しには慣れてるので、邪魔者は容赦なく排除するタイプ。
恋愛に不慣れで鈍感な2人を見守るまわりがまたいい味出しています。
そして何より背景。
小物、衣装、建物などの描写が素晴らしい！髪型もどうやって結い上げてるのかわかるほど詳細に書き込まれています。
2巻の表紙・中の見開き表紙は何時間でも観てしまう。
豊かな金髪の上にかかった繊細なヴェール、袖口の美しいレース、ドレス全体に施された豪華な刺繍。
彼女が座る椅子や調度品も中世ヨーロッパの香りがします。
作者様が並々ならぬ情熱で作画されてることは、どのコマからも感じ取れます。
この素晴らしい絵でピュアモダ時々血みどろ、な話って面白そうじゃないですか？
レビューが少ないので、もったいない気がします。
カラーの絵が素敵だなと思ったら、ぜひ試し読みを…
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