目が喜ぶ美しさ

ネタバレ

2025年6月13日

このレビューはネタバレを含みます▼ 人物もですが背景・衣装・調度品・小物に至るまで凝っていて画面全体が終始美しいです。お話の中で重要アイテムになる楽器(二胡や笛)・髪飾りなどもすごく綺麗で、そういう細かいところ一つ一つの丁寧な作画がお話に説得力を感じさせてくれます。
中華時代物のファンタジーは役職名や人間関係が自分には難しく敬遠しがちでしたが、こちらは最初に自然な感じで勢力相関関係が盛り込まれていてわかりやすかったです。他の中華時代物も少しチャレンジできるようになったきっかけの作品になりました。
政治勢力的な設定がしっかりしており、かといって難解過ぎず、恋愛要素はいっとう最初無いのかな？はて表紙の2人は？？と思ってたら……おっ急に来たね？！という感じでした(^m^)
健気で素直で賢い皇帝陛下(将来絶対イケメン)をはじめ、小さい子どもたち皆かわいらしく主人公の凛風と蒼蓮２人だけでなく脇の女性男性キャラ皆さん美しくて眩しい。そして凛風はじめ、女性キャラたちが封建的な社会設定でも強くしたたかで好感度高いです。
一冊ずつのテンポ・読後感に満足感があり、次巻をいつも楽しみに待ってます。

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えれなさん

(女性/40代) 総レビュー数：28件

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