宿敵なはずが、彼の剥き出しの溺愛から離れられません
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宿敵なはずが、彼の剥き出しの溺愛から離れられません

西條六花/白崎小夜

因縁の縁の二人

ネタバレ
2025年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーロー側は加害者で、ヒロイン側は被害者で、そんな二人が互いの正体を知らずに、ヒロインのお店で出会い、そして、ヒーローからの猛アタックから交際へ。
幸せいっぱいの二人だったが、ヒーローは、自分が加害者側の人間だと判明してから、苦悶する。それでもヒロインと別れたくないからと言えずに付き合っていたが、なぜか逆恨みしたヒーロー妹の行為のせいで、ヒロインに全てがバレてしまう。ヒーロー妹はきちんと罪を償い反省もしたが、そのせいで兄達が別れてしまったことを罪悪感に思っていて。ヒーローは別れたくないと食い下がるも、もうヒーローの優しさが本物の愛情からだと信じられなくなったヒロインは頑なで、ヒーローは苦渋の別れを受け入れる。ヒロインはヒーローの会社の近くでのお店を続けるのが苦しくなり、お店を辞めて東京へ修行に出る。そして、今度は叔母の近くでお店新しく開く。お店とキッチンカーと繁盛し、順調なヒロイン。しかし、心の中はヒーローを忘れることができず、思い出を反芻するばかりで。ヒーローも苦渋の別れを受け入れたが、ヒロインのお店がなくなったことでショックを受け、会社を辞めて自分の会社を立ち上げる。そして、偶然、キッチンカーで働くヒロインを見つけるヒーローは、変わらぬ想いを伝える為に、空いてる時間は全てキッチンカー探しを。そして、ついにヒロインを見つける。
2人の再会の前にヒロインは同僚男性から告白されていて、断っている。そして、二年越しの再会を果たした二人。話し合うことに。そして、互いに忘れることが出来なかったこと、ならば未来を見つめて、前向きに交際しようということに。そして、ヒーローはヒロインに告白した同僚男性の存在に心をざわつかせる。
そして、ついに、離れたくないと結婚を申し込むヒーロー。ヒロインも同じ気持ちで受け入れる。
因縁の縁によって、振り回された二人の波乱に満ちた恋愛物語。
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