小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する
」のレビュー

小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する

守雨/藤ヶ咲

おもしろいです

ネタバレ
2025年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんでこんなに面白いんですかねえ。一番には根っこにある作者さんの矜恃がぶれることなくあるっていうことですかね。この作者さんの手札多めのビクトリアもすごく好きな作品ですが、困難に負けずに立ち向かっていく姿勢が好きなのかな。
侯爵令嬢で宰相の娘として何不自由なく育ったベルティーヌ、でも婚約を二度破棄され、挙句の果てに賠償金の代わり敵国に嫁げという王命で戦勝国代表セシリオのもとにいく。だがそこにセシリオはおらず、ベルティーヌは一市民として暮らすことに決める。そこからの活躍が面白い。お嬢さまとして育ってきたところからは想像もできないたくましさ、アイデアの数々、これはもう読んでもらわないといけません。これを書いているとまた見直したくなりました。再読してきます。
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