天国大魔境
」のレビュー

天国大魔境

石黒正数

計算尽くされた伏線

ネタバレ
2025年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新刊まで読破。
コミック1冊の中で、前編に子供たちが衣食住が整いロボットと人間が教師となる世界を、後編に1巻表紙に登場する男女が化け物が徘徊するようになった終末の世界で「天国」を探す冒険記が描かれていきます。
男の子の名前は「マル」。なぜ「マル」という仇名のような……漢字なのかカタカナなのか、なぜ「マル」なのか?
この謎も作中に登場します。

読み進めていくと判るのですが、最初に登場する子供たちの世界と後半に描かれる冒険記では時間軸が違います。
アニメ版も見ましたが、子供たちの世界で描かれる人物、ラクガキ、彼らの特殊能力、たった1コマの中だけの表現すべてに意味があり後編に関係しており、何度も読むことが前提となっており絶句するかもしれません。
(子供の性、子供や大人の死が出てくるので苦手な人はご注意を)
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!