１つだけ許せない

ネタバレ

2025年6月19日

このレビューはネタバレを含みます▼ 虐げられて育った、賢い人質妃のヒロインと。
力ない皇帝だったけど、ヒロインを失ってから堅実な皇帝へと成長したヒーローのお話。
２人が共に成長していくストーリーは、作者様の圧倒的な筆力の賜物だったし、飽きない展開も素晴らしかったです。
惜しむらくは、ヒーローに盲信している幼馴染みの近衛隊長が、最後までヒロインに失礼だったのと、それに対する罰が甘々だった事。
謝らないなら厳罰すべきだったし、改心させるなら徹底した考えの改善が見られるべきでした。
謝らない、許す、また近衛隊長に復活させるとなれば、いつかこの男がヒロインの命を狙うと思います。
そこを処罰出来なかったヒーローには、残念でなりませんでした。（しかもそんな危険な奴を、ヒロインの傍に置き続けるとか、意味不明）
ていうか、皇后にあの口答えをして許されるって、近衛隊長って皇后よりも上の身分なんですね……。（呆れ）

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かかろっとさん

(女性/50代) 総レビュー数：410件

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