このレビューはネタバレを含みます▼
子供の頃、クラスに明らかに療育に行くべき障害のある子がいた。その子は授業中ずっと教室を歩き回り、下手したら廊下から外に出てどこかに行ってた。クラスメイトみんなで探して連れ戻し、交代で2-3人でその子と遊び、その子が飽きて暴れないようにしていた。トイレの世話もクラスメイトみんなで交代で個室まで入ってしていた。
この作品を読んで、そんな子どもの頃のあの日々を思い出した。あの頃はそれは当たり前で、みんな快く その子と遊んでいたし、お世話もしていた。
でもそんな世界ばかりじゃないよなと。みいちゃん、私たちのクラスにいたら何か違ったかなと思いながらしんみりと読んでしまう。