「好き」っていいたい。【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】
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「好き」っていいたい。【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

水都あさひ

シンプルなストーリーを期待してましたが

ネタバレ
2025年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実際に起きている事象よりも攻の思考のほうが怖かったかな……。読者としては二人が両片想いで、受の泣いている理由もわかった上で読んでいるんだけれど。攻本人はそれ知らないの前提だから汗。メタ的に観て結果的に両片想いだとしても、受が自分(攻)のことを性の対象と見ていないだろうなと考えた上で泣きながら拒絶されてるのに、無理やり行くっていうのが……。この攻の思考が怖すぎてBLファンタジーというよりはホラーサスペンスな印象でした。20年くらい前のBLだったらきちく攻とかの部類に入ってたのかなー……?(メタで両片思いならアリだよねという作品は20〜25年前なら比較的主流だった気もする、腐読者当人達がギャグいじりできる無茶苦茶な設定も込みで)。
この作品もギャグファンタジーのような作風だったら違った印象になったのかもしれませんが。両片想いラブストーリーを期待していたのでびっくりしました。攻キャラ、おま、そんなやつやったんか……!と。あとは単純に時系列がわかりづらい読みにくさが。技巧を凝らそうと頑張り過ぎな気もします。
リーマン両片想いというパッケージとキャラたちの動き(立ち回り?)がミスマッチだったのかなー……?とも思います。主カプ、特に攻が一見まともな対人関係を築いて社会生活送ってそうなキャラなのに、恋愛では危険な思考になってしまうのがとても怖かったです。
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