このレビューはネタバレを含みます▼
絵は確かに綺麗。だけど話の中身が薄い。一巻あたりに起承転結があるのかないのか…。４巻まで読んで一巻分ぐらいに感じる。ヤってるか性格悪い女子とギスギスするかよくわからん過去のトラウマかコンプレックスかなにかで悩んでるかくらいしか覚えてない。男同士だから葛藤したり、当て馬の幼馴染にも言えない悩みを相談して救ってもらったりとかが欲しかった。過去の話も攻めのセリフも受けの反応も王道で全て予想の範囲内で新鮮さがない。あと楪が顔がほぼ女子なのは設定だからギリギリよいとして、だったら体格は男っぽく描いて欲しかった。どんどん目が大きくなって少女漫画のヒロインっぽくなっていく。途中からブツのついた女と男のヤってるシーンに見えた。可愛くて小柄で運動が苦手で…ってもう女でいいじゃんと思ってしまった。なんのために自分はBL読んでるのか。きっと少女漫画っぽかったから人気でたのかな。クズな攻めは好きだけど常盤は好きになれなかった。終始ほぼ顔がいいしか言ってなくて中身見てないじゃん。最初は顔だけが好きだったけど段々中身が好きになっていって、楪が顔を怪我して痕が残っても「お前を好きなのは変わらない、顔じゃなくて中身が好きなんだ」と言って…みたいな展開だったらよかったのに。結局大学入ってもっと顔が綺麗な男か女がいたらそっちいく未来が想像できてしまう。なんとなくお互いに唯一無二のカップルという感じがしない。むしろなんで好きになったの？と思うカップル。当て馬の扱いも酷い。最初楪は彼のことが好きだったのに常盤に抱かれたらやっぱ常盤が好きっていう展開が謎すぎて…。しかも途中からだたの友達モブになってたし。当て馬の方がいいカプになりそう。番外編で描いてくれないかな。
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