過ぎる十七の春
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過ぎる十七の春

小野不由美/山本小鉄子

ホラーミステリー

ネタバレ
2025年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうすぐ17歳になる直樹と妹の典子が、母親の姉の伯母の家に遊びに行くところから物語が始まります。伯母の家には直樹の従兄弟でもうすぐ17歳になる隆がいる。隆は伯母とも仲が良く、いつも楽しく滞在しているのですが、なぜか今回は隆の様子が変になり…伯母は自死してしまう。なぜなのか直樹が調べ始めると、先祖代々長男が17歳で亡くなっていることがわかり……。もうすぐ17歳になる直樹にも呪いの手が伸びてくるが…それを振り切り、隆の呪いも断ち切ることに成功(直樹が恰好良過ぎです!)母親の愛(狂気の愛)がテーマの作品なのかな。原作者の小野不由美さんは「十二国記」が最近では有名ですが、もともとはホラーの名手でむしろこの手の小説が本筋の推理作家さんです。緻密なストリー展開は流石です。
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