偏愛ドラマティック・モンスター
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偏愛ドラマティック・モンスター

ハルモト紺

読んで損はなかった!!

ネタバレ
2025年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドピンクな表紙にあまり興味をそぞがれませんでしたが、セールということもありあまり期待せず購入。

結果、買ってよかったです!!!

あらすじをよく読んでなかったので、ディルドの擬人化のお話かなと思ってたら、ファンタジー要素なしの救済ラブコメでした。
エロもちゃんとありつつ笑いもあり、お互いの存在が救いとなる素敵なお話。ゲイであるがゆえの悩み・葛藤を抱える受けが突如現れた自称ディルド(攻め)との生活によって徐々に変化していく過程、
愛し方が不器用で居場所のなさを感じている攻めにかける受けの言葉・シーンが最高でした。じーんと感動すらします。
ディルドがでるので、エロ重視かと思われますが、エロは多くも少なくもなくで、ストリー性がある作品でした。何度も読み返しても面白いです。

物語は、道端に落ちているディルドを受けが正義心から拾うところから始まり、ラストにディルドについて追及するんですが、「あれはですね、実は・・・」で終わるんです。
え!!!何!?何があったの??と思ったけど、本誌では追及されてなくて。気になる終わり方だなと思ったら、次ページにQRコードがあり、読み取ると、ラストの続きが読めるという!嬉しいサプライズ。
裏表紙の受けのカスタマーレビューも忘れずに読んで欲しいです!!

1回読んで、全てが分かった上で再読するのも楽しい作品なので、ぜひ読んでいただきたい。
お値段以上の作品。

【余談】
現在、シーモアでは配信されてないですが
韓国BLの「コンコンコン!僕、ディルドです!」もおすすめです。こちらは、擬人化ディルドのお話。
本作を読むとこちらの作品も読みたくなるので。
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