王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~
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王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~

おしばなお/岡達英茉/先崎真琴

ユリシーズ殿下の一途さが

ネタバレ
2025年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣けます。リーセルとどうか幸せになって欲しい。殿下の一途さは、ギディオンになってからも丁寧に描かれていて、読み返すほどにいい。設定も作り込まれていて、巻き戻りにきちんと理屈を持たせている点など好感が持てます。
ただ、それだけにふつうなら気にならない瑕疵が目立ってしまうのが残念。例えばアイリスの毒殺未遂。リーセルがお茶セット給仕するかどうか偶然に頼りすぎでない? 断罪理由のひとつ『アイリスを影でいじめていた』って、ほぼ平民→公爵令嬢(かつ聖女)であり得ないこと何でわざわざ付け加えた? …などなどキリがなく…
【7巻読了後です】
いちばん気になるのは、ギディオンが時戻しをやった理由ですね。アイリスと結ばれるため、だけじゃないなら何なのか? 王になって全てを手に入れるため…とか安直なのはナシでお願いします。もちろん、実はリーセルが好きだった!は絶対ナシで。じゃないと上でホメた設定の作り込み評価が…
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