王都の行き止まりカフェ『隠れ家』 ~うっかり魔法使いになった私の店に筆頭文官様がくつろぎに来ます~
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王都の行き止まりカフェ『隠れ家』 ~うっかり魔法使いになった私の店に筆頭文官様がくつろぎに来ます~

ゆとと/守雨/染平かつ

ほっこりふわふわしあわせ

ネタバレ
2025年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 始まりの1ページから、最高に素敵な物語の始まりが約束されていて、このお店に訪れてみたい、この街の住民になりたいと思わせる世界。
死の間際での異世界転移後、魔法をこつこつ習得しつつ、25年間に得た経験を生かし王都の街の片隅で喫茶店開業!
毎日変わる、どれも間違いなしの美味しいメニュー、ヒロインオーナーの愛と優しさがこもったご飯でみんなほっと一息&幸せ。
常連の訳あり文官さんにとっても、お腹と心の憩いの場、今やなくてはならない大切な場所に。

おばあちゃんの正体や文官さんの過去など気になるところもありつつ。
ただ食べて眠って消費する生活より、はり合い、言葉を交わす相手を持ち、自分にできることで人を喜ばせて生きたいというヒロインの姿勢、言葉に「そうだよね〜!」と共感。
ヒロインを見ていると、そのたくましさ、まっすぐさに勇気をもらえるし、本来人が持っている優しさにも、心がほっとあたたかくなります。
序盤しか読めてないけど、このままゆるり、まったりと、あたたかな静寂とコーヒーの香る世界が続いてほしいです…。こういうほっとする作品、ほんといいですよねぇ。
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