ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける

セキモリ/クレイン

無償の愛をくれたララへのアリステアの献身

ネタバレ
2025年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新4巻、読みました。原作の小説を何度も読んでストーリーを知っているにもかかわらず、石像となったララがいつ目覚めるのか分からないアリステアが絶望しながら奮闘する姿に涙が零れました。アリステアが、ララの望んだ子供が殴られない、お腹いっぱい食べられる世界を作るべく魔物の棲み処であった山を開墾し魔物を駆逐し公共事業として街を作り道路を整備し…病院や学校、孤児院を作り適切な医療や教育、保護を受けて生活できるような仕組みを整え、施設に自分の名前を付け…それがアリステアが世を去った後でもララが目覚めた時に分かるように、地位や名声を欲しがらない彼がそうしたことが心に迫ってきました。そして、それがララに伝わったとき、アリステアが心の底から幸せを感じられて本当に良かったです。まだこの後一波乱、次巻で完結ですがお薦めします!
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