悪役令嬢ってのはこうやるのよ
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悪役令嬢ってのはこうやるのよ

藍田ひびき/カオミン

毒は毒をもって制す

ネタバレ
2025年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずは、読後、「スッキリしたー!」です(笑)
最初に転生前を思い出すのですが、社畜OL&闇ブラック企業務め…。その後、世の中クソと悟り(どっかの少年マンガの登場人物のよう(笑))、辣腕経営者となる。ここでセクハラ(搾取)は許せないけど、自分の意思で身体を使ってのし上がるのはOKという、綺麗事だけではない主人公の性格と在り方に共感。
そう。このお話は、キラキラフワフワした方面のご都合主義はほとんどなく、たくましく生き抜き、更に復讐(「ざまあ」レベルではない)に情熱を注ぐ女性の話です。
主人公の時々出てくる「イケメンには見慣れているから、今さらときめかない」と言っているところが、クールでカッコいいです。ちょいちょいこのセリフが心の声で出てくるんだけど、転生前と関わりがあって、しっかりそこを踏まえつつも、令嬢としての立ち場をわきまえて最大限、自分の持てる力を使う、ブレない姿勢に好感が持てました。普通、だんだん転生前を忘れるかチート能力があったりして興醒めすることが多いんだけど、そういうことが無くて、作者さんの一貫したところが、主人公に表れてるんだなー、凄いな。と思いました。
あと、他の作品では、断罪中にどんでん返しで、衆人観視の中、ドラマティックに「ざまあ」する演出が多いのですが、今回は、断罪劇の前にカタがついて、それはそれで良かったです。作者さんの人物描写の文章が分かりやすく、場面を想像しやすいのだと思います。そして、復讐のその後…の番外編もあり、皆の末路はどうなったかが、中途半端な温い終わりではなく、ここまでなれば、文句無し!といったスカッと感でした。一気に読めて、楽しかったです。
作者さま、ありがとうございます。
脇役で、個人的に好きなキャラは、王妃さまと側妃さま、モブですが宰相さんですかね。
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