すべてを奪われた聖女~二度目の召喚で待っていたのは処刑でした~
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すべてを奪われた聖女~二度目の召喚で待っていたのは処刑でした~

四葉美名/佐藤里

1巻

ネタバレ
2025年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一度目の転移で聖女として順風満帆だったヒロインが、理由はわからないけれど夢オチよろしく現実に戻って来て、さらに原因不明の再転移。ところが以前の転生で培った人間関係はゼロになっていて、喜びの再会とはいかず、処刑されるかも……? という展開。1巻ではヒロインの人となりがわからず、高飛車な令嬢に見下ろされていても可哀そうとも応援したいとも、何の感情も湧いてこない。現実世界で理不尽な目に遭っていることを強調したいならもう少し詳しく描いてもよかったのかなと思う、ただ、PCの前で首をかしげているだけの絵と「今日も怒られた」だけの描写だと、一度目の転移時のスーパーチート描写と併せて、彼女が呑気すぎるキャラのように見えてしまう。二度目の転移時に、ヒロインには何の落ち度もないのに酷い目に遭わされていると印象付けるには、ヒロインの人物描写が足りないのかも。
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