フォロー

0

フォロワー

0

総レビュー数

883

いいねGET

395

いいね

0

レビュー

今月(10月1日~10月31日)

レビュー数0

いいねGET3

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • 死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる

    菜月タラオ/COMIC ROOM

    4巻
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルがシンプルだったので復讐劇でスカッとできるかなと思ったのですが、私の期待とは違っていました。ストーリーは政治的な側面で複雑さをはらんでいて、夫のヘイリースが足を引っ張る味方としてかなり厄介(このキャラは敵よりも厄介かも)。5巻以降もキャサリンは味方と敵、両方に気を配り神経をすり減らすヒロインとして奮闘しそう。4巻までスカッとできるところがなく常に緊張状態のサスペンスを読んでいる感じでホッとできないのでやはり期待とは違いました。ハラハラ読みをしたい時には最適かも。
    いいね
    0件
  • うらみちお兄さん

    久世岳

    気持ちわかるぜ、お兄さん
    ネタバレ
    2025年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ うらみちお兄さんの「諦めても終わらせてはもらえない試合だってあるんだよ」「人生とかね」のわかりみが深い。人生は永久のデスマッチ。日本は白米を主食にできるほど豊かになったはずなのに、空から爆弾が降ってこない平和な日々を生きているはずなのに、何故未だに日々デスマッチなんでしょうね、不思議です。ママが親戚近所中にマウントとれるくらいの職業に数えられるであろう現役子ども番組おにいさんで、裏の顔を曝け出せる同志(こと同僚こと歌のおにいさんおねえさん)もいるのに、人生がつらいのは何故なんでしょうね、ほんとに不思議です。
    いいね
    0件
  • ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック)

    サクマノマ/仲倉千景/とびらの

    9巻
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインことマリーの男爵家問題&行方不明の姉問題が解決するまでは、マリーの成長を読む物語という感じ。他人の意思に振り回される形で嫁いだマリーに関わるキャラがみんな優しい苦労人。失敗や間違いに寛容で、整理のつかない話も聞いてくれる。献身的な性格の使用人が多くて、技能才能もそうだけれど人間力がとても高い。自ら選んで暮らしている、とマリーは思っているみたいだけれど、流れ流れてその選択に覚悟を持っているだけで、必ずしも自らが選んだ道ではないと思う(ミオは元々拾われた子で、その運命はミオ自身が選んでいない。少なくともこの作品の世界観社会では出自で職業を完全に自由に選ぶのは難しかっただろうし、ある程度消去法で人生を選んだ側面もあると思う)から、人生を輝かせているのはマリーを含めてその人本来のポテンシャルだと思う。
    使用人ネタの細かい所だとトッポの太ったり痩せたりが可愛い。序盤に登場するイレギュラーないじわる使用人以外は、みんな(精神的にも)強くて優しい。絵師さんはいじわるキャラを、いかにもいじわるそうな顔で描くのが上手い。記号的にこれ絶対にヒロインに嫌なことしてくるキャラだ、と直感的にわかりやすくていい。漫画の特性をこういうところで活かしているのが好き。
    マリーが成長し、マリーの実家問題が片付いた後は、王家とのドロドロストーリーがスタート。第三王子ルイフォンが、実は哀しき人生を歩み背負っていたことが判明し、印象が一気に変わる。そんな哀しいキャラだとは思わなんだ……。マリーや姉のアナスタジアの時も「身内によって身売りさせられる」というキーワード、テーマが出てくるのだけれど、男性側のそれを担っているのがルイフォン。貴族社会の身売り問題がこの作品の大きなテーマなのかな?
    単純なヒロインの人生大逆転劇、みたいなストーリーを期待して読み始めましたが、話が進むほどにドロドロとした人間ドラマがありました。マリーの実家問題には、母親が毒親と化した根源がありましたし。やっぱり自分(親側)が夢想する箱庭設定に子どもを当てはめて夢小説に付き合わせるみたいなのは、毒親あるあるですよね。私も祖母のフリースタイルすぎる振舞を我が家は劇団おばあちゃんやねんなー、と冷笑し何とか心の平穏を保とうとしていたことを思い出し。それもあってマリーやアナスタジアのストーリーでは結構感情移入してしまいました。
  • 嫌われ魔女と体が入れ替わったけれど、私は今日も元気に暮らしています!【電子単行本】

    十悠/江本マシメサ

    1巻
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインがのほほんとしていて可愛いです。自らを恨み憎しむ相手(それが1人や2人じゃない)がいると猫さんに教えられているにも関わらず、のほほん。自由になれたことのほうがよっぽど大事らしく、今までどれだけ窮屈に虐げられてきたのか、と哀しくなります。中の人が入れ替わって、物理的に心が入れ替えられて、可愛く優しく明るくなった新しい魔女さんが、今まで戦争状態だった皆さんと無事に仲良くできる展開であるといいのですが。実際のストーリーはどう展開していくのか気になります。一生ものの恨みに整理をつけるのは大変だけど、自分も許されながら生きていると思ったら許さなあかんとも思うし、でも教科書通りにはうまくできないのが感情だし人生だし。そのあたりをこの作品はどう描いていくのかなー???という楽しみがあります。だけどファンタジックな設定なのでほんとに気楽に軽やかに楽しく読めればいいんですが。なんか重く考えすぎちゃいました。とにかくヒロインがええ子なので、そのままええ子で幸せでいられるといいな。
    いいね
    0件
  • まちがいだらけの麦の恋ですが、

    田中森よこた

    1巻
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 義兄弟設定の片想い。今のところ弟くんの一方通行ですが兄からも思うところがありそう? という感じ。シンプル両片想いであって欲しい(いち読者願望)。完結しているので一冊にまとまってくれたら買いたいなー、と思います。
    いいね
    0件
  • 悪役令嬢はヒロインを虐めている場合ではない

    あずやちとせ/四宮あか

    4巻
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ がっつりレーナ中心の物語だったのは1巻までだったかな。2巻の試し読みで正ヒロインとジークの動向が気になるように描かれていたので、その先のストーリーが気になる……と思っていましたが。期待して読んだ4巻では正ヒロインの脅威が完全に無くなったという感じはしなかったし。ジーク実家領地関係の話はちょっとだけ進んだけれど、ジークと領関係者の思わせぶりな言動が延々と積み重なるだけでした。4巻の終わりでレーナがジークを助けると宣言したので、だいぶ前からジークが救われる物語が始まっていたのかな、と思いました。私としてはあまり魅力的なキャラに見えないジークですが、ストーリー進捗があまりに緩やかなので、その中心にいるジークの良さも間延びする方に引っ張られているかな?という印象も。含みを持たせるだけの退屈なやり取りが長くてジークの物語に興味がなくなってしまうような感覚。私がジークに興味持てなかっただけですね……。ジークにスポットの当たるストーリーはもういいかなという気持ちが正直なところ。思えば悪役令嬢としてのレーナは素敵な令嬢友達がいて1巻で既に救われていたような感じもある。1巻ではレーナの楽しい令嬢生活を過ごす雰囲気に惹かれて、正ヒロインの正体(本性?)が気になって2巻を読んだけれど、ストーリーは元々私が期待している作品ではなかったのかもしれません。
    いいね
    0件
  • 偽りの悪女ですが末永く幸せになりましょう~お望みの”恋多き女”を演じているのに夫の様子がおかしい~

    大川なぎ/柊一葉

    2巻
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、こういうすれ違い系が大好きなので、それだけで星爆上がりしてしまいます。ただすれ違いストーリーの難しいところは引き延ばしすぎると違和感が先立ってしまうこと、いつまですれちがっとんねん……と。だから程よいところで完結するか、次のフェーズに展開するのが好ましいですが、1巻時点ではまだまだしがめる、たぶん3巻くらいまでならしがめる気がする。
    とにかく絵が綺麗(とても好み)、キャラの表情も幅があって、美麗にキリッときめている系から、わたわたほんわか可愛い系まで、素晴らしい。ヒロインが悪女と素朴美人の二面性を見せる設定だから、令嬢系好きの目としては二度おいしい。現代設定の漫画にはない令嬢系独特のドレスや衣装、髪型等のデザインがつくづく好きだと思いました。女性キャラも男性キャラも、好きなデザインで、結構いろんな衣装姿(特に主カプは平服・正装・夜着など)を見せてくれるし、脇役も含めて表情・性格など面白くていいなあと思います。
    ストーリー的には本物の悪女の存在がどう主人公たちを脅かしていくのか怖いですが(できれば脅かさないで欲しい)。1巻はとにかく可愛い展開のみ。
    そしてやはりヒロインの二面性が眼福すぎます。悪女を演じるヒロインも最高だし(見た目だけで中身がわたわたしていたり、思わず素が漏れたりするの込みで好き)、素朴な素のヒロインも最高。ストーリーもキャラも好きで、その上、この作品の絵師さんの絵が好きすぎるかなと思いました。個人の好みに刺さりすぎているバイアスで参考になるレビューかわかりません。
    やっと2巻読めました。表紙と表紙裏のイラストの対比がとてもよい。露出激しめザ悪女スタイルのリネットもよかったですが、寒い地域でリネットが相応の厚着をできるようになって、とてもよかったです。リネットが悪女の努力に感心するところも可愛かった。確かに全身の美貌を保ちフルメイクを怠らず寒さにも耐えて露出しヒールを履きこなし、他人の価値観を蹴散らしてでも自分の美意識に拘る、そんな美悪女のパワーは半端ないですね……。
  • 断罪された負け組令嬢ですが、時間を戻せるようになったので今度こそ幸せになります

    嶌咲ゆたか/シアノ/凪かすみ

    2巻
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 死んで巻き戻ると、魔力が溜まっていれば時間が戻せる、という力が宿っていたヒロイン。時を戻す力で不遇を回避して、他にも特殊な力(表紙にいる長髪のスーパー魔法使い男性に触れても平気、髪も切れる、ヒロイン以外は触れるとやけどするし彼の髪は魔力が強すぎてヒロイン以外の誰にも切れないという設定)で色々と1周目の人生とは180度転換したような2周目人生に奮闘。ヒロインを負け組に陥れたライバル役のキャラは、ヒロインに執着している上にとてつもなく性格が悪そうでヒロインが苦労しそう……次巻でとっとと片づいてほしい困ったちゃんですが、その彼女がストーリー上、重要なキャラでもあると思うのでそう簡単には退場してくれないのかな。今のところ、ヒロインちゃんは時戻しチートも使いつつギリギリで助かる展開にはなっていますが、ヒロインちゃんがいびられる展開が多いと嫌だなあ……。絵は綺麗です、ヒロインもライバルもかわいいし、王太子妃の凛とした感じも素敵に描かれているし、長髪魔法使いさんも幻想的でお美しい。長髪キャラはあんまり刺さらないことが多いけれど、この作品のキャラデザは好きです。
    いいね
    0件
  • ブルータル 殺人警察官の告白

    古賀慶/伊澤了

    5巻
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 5巻末予告では2023年春6巻となっていたけれど、シーモアさんでは続きを読めないのかな? 主人公のサイコパスをどう受け止めるかは複雑なところだけれど、現実には絶対できないことを前提に創作としてこういった表現は許してほしい、リボ払いのような持たざる者からさえも搾り取るようなシステムがあるのだから、秩序社会(=本来カオスなところを頑張って頑張って秩序的に保とうとして、成し遂げられずにいるけど自分たちのために少しでもよくしようと頑張っている社会)で、裁けない悪ってあるよなあと思うからこそ、こういう理不尽さを訴えつつ現実には不可能なぶった斬りの結末を見せる作品は生き残ってほしい。主人公が正義感とか必殺仕事人とかではなく、ただのサイコパスというのが押しつけがましくなくていい。サイコパス同士で互いの死肉を喰らいあっている感というか、カタギを巻き込まない形の闘争というか、そういうところがこの作品はいい。彼の被害者が一個の人間として一切掘られておらず、故意的な悪の純粋な悪だけを抽出して、それを集合体のように再構築したようなキャラに描かれていて、そっちに感情移入しなくて済むのもよかった。構図だけ見ると特撮ヒーローと、悪とされているものの集合体としての怪獣(人間社会で生きていかなくてはならない子どもたちに人間社会の善悪の初手の部分を一応でも教えておきたいんだろうね……)。なんだけど、実際の人生を経験していくと善悪とは何かを考えすぎてニーチェとか読んじゃう、そういう大人の特撮的あれかなっていう気もします。私刑人はヒーローであってはいけないと思うから、壇をサイコパスにしたのは正解だと思うし。警察官でそれなりに出世している仕事のできる人だけどサイコパスの殺人狂というのも一種のアンチテーゼが含まれていて。壇のいかれ具合が、単純にスカッと復讐劇というよりは、より深く正義とは、と考えさせる設定でいいなと。
  • 転生ババァは見過ごせない! 元悪徳女帝の二周目ライフ

    文月路亜/ナカノムラアヤスケ

    2巻
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラウラリスが悪として討たれたおかげで世界が平和になった、という文脈は理解できなかったのですが、転生してからのラウラリス人生は読んでいて楽しい。絵がきれいで、ラウラリスの衣装(やむを得ず友達に借りた服やストーリー外のイラストなども)もかわいいし、キャラデザが好き。ラウラリスだけでなく自身の美貌に頓着しないような設定のキャラにいつも思うことだけれど、長すぎるくらいの髪を綺麗に保持しているあたり、無頓着と相容れない気がしていつも違和感、適当でもボサボサに傷まないのが主人公チートなのかな、神様の転生特典の一部かな。
    前世のラウラリスと部下との関係性がよく、転生後に知り合った若者(前世のラウラリスから見たら若者)との関係の構築を見ると、今後前世で泣く泣く別れた部下たちと再会して平和な世界で今度こそ自己犠牲ではない自分たちの幸せを謳歌できるかな?などと勝手に想像したり。ラウラリスは救われたけど、彼女の部下たちが序盤で結構印象的な出方をしていたので、彼らのその後がなんとなく気になる。
    いいね
    0件
  • クールなふたりは見かけによらない

    道雪葵

    1巻
    ネタバレ
    2025年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ギャップ萌えのお手本のようなキャラ設定、ど正面から女の子を喜ばせに来ている感じがいっそ清々しい気もします。作家さんの絵がだいぶ好きです、細かいところもすごく丁寧に描いてらっしゃる感じがするし、人物の書き分けも記号的なだけではないのに区別がつきやすくて見やすい。キャラ設定やストーリーは女ってこういうの好きなんちゃうと見透かされている感じがあって複雑な気持ちになっちゃう漫画ですが(考えすぎメンタルw)、絵やコマ割りやキャラデザや漫画の描き方自体がなぜかとってもいいなあと刺さりました。
    いいね
    0件
  • 転生大聖女の異世界のんびり紀行

    キダニエル/四葉夕ト

    平和な世界
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り、のんびりとした作品。主人公が追い詰められたり、世界が脅威にさらされたり、生臭宗教政治でごちゃついたり……なんてことは一切なく。働き詰めた前世を癒すように、マイペース聖女人生を満喫する主人公が、日々のんびりほっこりと後の伝説となるエピソードを量産する、という癒しの作品です。魔物の脅威はあるようですが、主人公の聖女パワーでなんのその。
    いいね
    0件
  • うちのちいさな女中さん

    長田佳奈

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 戦前の豊かで長閑な部分のみを抽出した世界で、かわいらしい女中さんとおっとりとした主人の母娘のような姉妹のような、ほっこりとした暮らし。ハナちゃんたちのお仕事を見るに、この時代は生活に直結する労働が多いなと思いました。火起こし・水汲み(ハナちゃんのご主人の家は水道ガス付でしたが)、自分が着る服の裁縫、建具の衣替え、身の回りの生活に必要なことがほとんど手仕事で時間がかかる。自分のみならず他人の生活・身の回りのことをお仕事とする女中さんたちに余暇の発想がなくても不思議じゃないくらい、生活と仕事が切り離せない環境。既に様々な家事に精通していて粛々と働くハナちゃんの姿が小気味よく読めるように描かれている楽しい漫画です。現代とは違う貧しさや苦労がある時代だったとは思いますが、良い部分だけを見せてくれています。
    いいね
    0件
  • 最凶悪役の異世界侵略

    LIN/打見佑祐

    チート能力の強奪から始まる物語
    ネタバレ
    2025年8月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 毒を以て毒を制すにも程がある、善悪を超越した次元で極悪チーターが己のために戦う、という感じのストーリー。異世界侵略をする主人公は神をも畏れぬ極悪人で、孤独に生きる覚悟が半端ない。思考する生物の悪と愚かな側面を強調した救いようのない世界観ですが、自分しか信じない怖いもの知らずのイカれた主人公が破壊の為だけに世界を薙ぎ払って進んで行く様から何故か目が離せません。転生者でチーターの王様がどうなるのか、続きが気になる……。
    しかし主人公はサイコパスなのかな、あらゆる世界を憎悪しているようにも見えるし……欲望に忠実に生きることを謳歌しているようにも見えるし……。やってることは酷いので真意も理解不能な最凶悪人設定であって欲しい、理解できそうなバックボーン背負ってたら複雑な気持ちになりそう……。
    死後に天国地獄異世界に振り分けられたりとかは思い切ったファンタジー設定だし、そもそも異世界だし、転生者と転生者の戦いだし、余りにもあり得なさすぎることが起こるので、一切の現実味がなく読んでいられる。けど人間の強欲さと愚かさみたいなところの表現はすごくわかる。リアル感出さない部分と、感情移入できる部分とのバランスの取り方が上手な漫画だと思いました。
    いいね
    0件
  • 自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

    蓮見ナツメ/しき

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーはタイトル通り、ドタバタギャグ+ラブコメという印象です。
    ギャグとして読むならあまりガチでキャラ設定に言及するのは無粋かもしれませんが、バーティアの行動は理解不能すぎてあまり魅力を感じないキャラ。令嬢としての色々が備えられていないことを、彼女の人柄が上回り優秀な友人たちからの信用を得るというのはギリギリわかるとして。性格の悪いゲーム内ヒロインにハッピーエンドを、という思考は謎過ぎ。鈍感なあまり殿下&ヒロインの本質のホの字も見えていないのだとしたら赤ちゃんすぎませんか……と思いますが。それだけ箱入り娘という設定なのかな。ゲームストーリーの妄想に憑りつかれて現実が見えていない、見る気も無いという点ではゲーム内ヒロインことヒローニアと同じなので、どっちも魅力を感じない……。ヒローニアは自分の欲のために他人を貶めることを何とも思っていないので、下衆すぎますが。
    行間を読めば、バーティアは現実を直視する覚悟ができずにゲームのシナリオを言い訳にしているのかもしれません。まだ2巻までしか読んでいないので、バーティアがシナリオと現実の狭間をこれから乗り越えていくというフラグなのかな?という気もします。(単純にギャグ作品のつもりならフラグも何も無いでしょうけどw)

    バーティアの人間性に惹かれるお友達の令嬢たちが全員賢くて可愛い。バーティアに惹かれるくらいだから庇護欲も旺盛でママみのある美し可愛いご令嬢ばかりなので私得ではあるキャラが勢ぞろい。
    攻略対象とされているキャラがバーティアのお友達令嬢とカプになっていき、主カプ各々のお友達やきょうだいが各々でカプになり主な登場人物欄を埋めていく、という展開は懐かしい少女漫画の感じ。
    何気に無口なキツネちゃんも可愛い。登場人物は序盤からかなり多いなという印象ですが、主カプを守ってくれるというわかりやすい役割で一つにまとまっているのでごちゃつきは感じない。バーティアがキューピットをして小エピソード的に脇役がカプになっていくので、誰が誰かちゃんと区別しないと~……という気張り方をしなくても何となく読めたのでよかったです。
  • 悪役令嬢ですが、ヒロインに攻略されてますわ!? アンソロジーコミック

    アンソロジー

    2巻と3巻
    ネタバレ
    2025年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シンデレラのお話に興味を持ったのがきっかけで、アンソロジーを一冊(シンデレラが収録された3巻のみを)買いました。思っていたよりもユリユリでしたが不思議とあまり抵抗がなく。現実では想像しえない設定で、魅力的なキャラと心情ストーリーが短くまとまっていて楽しかったです。3巻はシンデレラ以外のお話も好くて、調子づいて結局2巻も購入。短編ハッピーエンドの詰め合わせは、安心感があっていい。2~3巻、大好きな悪役令嬢物を楽しめましたので、いずれ1巻も……と思う今日この頃。主なキャラが令嬢たちの世界観、ドレス姿や悪役令嬢登場系ゲームを思わせるような制服など衣装もどれも美しくて可愛くて素晴らしかったー。
    いいね
    0件
  • 末端将軍の希なる花嫁 没落した姫君との幸せな政略結婚

    百迦にごう/雨咲はな/whimhalooo

    1巻完結
    ネタバレ
    2025年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻でしたが起承転結、巨悪が裁かれハッピーエンドで、とても楽しい作品でした。ここに至るまでに数多の犠牲があったと思うと複雑ですが、そこはそれとして素直にファンタジー読みしたい。蓋を開けてみれば確かにその手があったかという結末でしたが、どんでん返しは面白かった。中だるみするとどうしても先が気になって目の前の場面を読むことがおろそかに、気もそぞろになるのですが、展開の先読みをする暇がなかったという僥倖。主なキャラが魅力的でシンプルに話が進んで行くところも素直に読めた要因かな。時を忘れて読めるストーリーでした。完結したのですっきりとした読後感。
  • 心の中が見える王子と心の中は真っ黒令嬢 【連載版】

    衣裕生/まるかわもにこ

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 公式の場と本音とが完璧に分けられているのが凄い、眉一つにも感情が出ないヒロインは、誰もが憧れる令嬢という設定に見合ったキャラだと思いました。そんなに口悪くなくてもいいのではw、と思ったけどストレスの捌け口がそこにしかないのかも。王子に心の声で「誰~?」って思った後、吹き出しでは「レナート殿下」って言ってたから何かのフラグかな?
    いいね
    0件
  • 異世界から勇者を召喚したら猫でした

    楠木ひかる

    可愛い……!
    ネタバレ
    2025年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お猫様の可愛さを堪能できる作品。私にとって言わずもがなの魅惑の風貌&仕草を持つお猫様を知らない異世界の人々が、改めてお猫の魅力を言語化していて、確かに妖精のような不思議な生き物だと思いました。この作品のラグドールちゃんは会ったばかりの知らない人にめちゃめちゃ懐くタイプの子。騎士様とググルはある種の主人公チートで猫様に好かれていている……羨ましい。勇者猫なので大勢に囲まれても、(謁見などで)いきなり新しい部屋に連れていかれても、旅に連れていかれても、平然としてどでーんとリラックスしていられる。リアル猫ではこの環境はストレスフルであろうと思うに……異世界召喚の際になんらかのチートを授けられた勇者猫にしかできないかと。
    いいね
    0件
  • ある日、惰眠を貪っていたら一族から追放されて森に捨てられました そのまま寝てたら周りが勝手に魔物の国を作ってたけど、私は気にせず今日も眠ります コミック版

    伊草さゆ/白波ハクア/まさよ

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の不思議な力・主人公父の生死・魔物たちが無条件で主人公に惹かれてしまう理由……などなど主人公にまつわる謎は2巻ではわからないけれど、それ以外の部分で楽しみました。モッフモフのフェンリルたちは可愛いし、箱庭のような場所でどんどん街が出来ていく様は楽しい。2巻の最後で、心ある冒険者たちが欲深サイドの人間たちに捕まってしまい、主人公の平穏が大きく乱されているので、2巻までは主なキャラ紹介で、ザ・ストーリーの部分は3巻から始まっている、と言ってもいいのかな。もふもふ惰眠ライフから一転、血生臭い展開に……。
    いいね
    0件
  • 現実世界にダンジョン現る! ~アラサーフリーターは元聖女のスケルトンと一緒に成り上がります!~ コミック版

    あきの実/私は航空券A

    何も考えずに読む
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ダンジョンの小難しい設定は正直完全理解はできずに何となくで読みましたが楽しい作品でした。漫画家さんがあとがきで原作のハイテンション再現に言及されていましたが、ハイテンションな漫画だったと思います。スケルトンが肉体を取り戻すタイミングと二人のリアクションが好き。主人公がほぼ苦労なく強くなって図らずも人助けしてしまうところも好き。
    いいね
    0件
  • ミリモス・サーガ-末弟王子の転生戦記

    中文字/奥英樹/岩崎美奈子

    戦禍の王子(子ども中間管理職)
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は転生者ですが、転生物テンプレ感はあまりないかも。転生チートで子どもながらも政治と軍事に力を振える力をつけることができた、という主人公だけど、戦禍に生きる一国の王子にはチート無双感はなく、転生した甲斐のない苦労人に見える。元帥という砦の責任者(中間管理職)を任され、事務に軍務にと奔走。戦国時代ストーリーなので、常に戦争被害がちらついていて、あまり気持ちのいい話とは言えないけれど、作品として読み応えあるものだと思います。主人公の恋模様感も出ていますが、どうでもよくなるくらいめちゃ戦争するし、常に戦争しそうになってるヒヤヒヤストーリー。
    いいね
    0件
  • 正ヒロインに転生して断罪されたけど、最強魔術師の王子様に溺愛されてます!? 【短編】

    まちねちね/花菱ななみ

    4巻
    ネタバレ
    2025年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『悪役令嬢』のほうで真の悪役として断罪されたゲーム内正ヒロイン。王家の政治不振で実家の領地が貧しく、男爵令嬢でありながらあまりの空腹に自らみみずを掘り出して食らうなど壮絶な生活を経験した彼女。赤貧を憎しむあまり贅沢三昧の理想に取りつかれた哀しきモンスターですが、こちらで次から次へと酷い目に遭っている姿を見ても不思議と心痛まず。男囚人の中、紅一点でありながら侮られもせず遠巻きにされるほど強かな彼女。しかも逆境であればあるほど燃えるタイプのキャラだということがわかり、益々運営もっとやれな感情に。かつてライバル令嬢を拉致して娼館に売り飛ばすほどの悪事を働いた彼女がこの作品の主人公、どう料理されるのか気になります。
    いいね
    0件
  • どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

    セレン/碧貴子/すらだまみ

    読めば読むほど
    ネタバレ
    2025年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読めば読むほど主カプキャラのヤバさを感じました。この国自体が、いえ、その周辺諸国も、ヤバい国々。一触即発の危険な世界観ではあり、決して平和な世界観ではない中でTLしているバカップル兼ケンカップルの存在がある、という印象。
    スピンオフ(?)のほうを先に読んで、図らずもこの作品があることを知り、馴れ初めが気になってこちらを読みました。王家と諸貴族の攻防、粛清による処刑、やたらエロ(主カプのみ)、悪役令嬢は政治利用された末に凄惨な処分を受ける(この娘はヒロイン以上に性格強そうで大丈夫そうなのですが)……というストーリーが面白くて最後まで読むのをやめられなかったです。主カプが凄惨な環境で、時々二人だけの世界でほっこり、みたいなことを度々始めるので、そこだけ「(。´・ω・)ん?」と思考停止になる。戦場の真ん中で抱き合ってエンダーイヤーしているサイコパスカップルという感じで、それはそれでこの作品の世界観では面白いんですけど、「ん?」ってなっちゃうw 最終巻のヒロインの脱がされ方が芸術点高かったです。
    いいね
    0件
  • 悪役令嬢、断罪前緊急36時間

    遊行寺たま/三香

    RTA
    ネタバレ
    2025年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロイン家の財産を狙う王&王妃と王子の身勝手で、悪役令嬢に仕立て上げられていたヒロインが、36時間前に前世の記憶に目覚めて断罪回避に動く。ヒロイン父をはじめ、彼女の周りには協力者が多く、準備が捗る。短いお話でスピーディに展開していき、漫画の描き方も迫る時間の緊迫感・疾走感が感じられて素晴らしかった。ラストは大団円の勧善懲悪物、楽しかったです。
    いいね
    0件
  • 傷モノの花嫁

    友麻碧/藤丸豆ノ介

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大正っぽい時代背景にしばらく敬遠していましたが読んでみたら好きなパターンのやつでした。御家騒動の複雑な設定はありますが、基本的にはざまぁと言っていいかも(姉ざまぁは3巻かな?)。悪役キャラは人間の嫌なところ煮だしたような人たちで、本当にそのために産まれてきた感があるサラブレット、おかげでストーリーが捗る。
    理不尽に虐げられるヒロインが可哀そうなので、悪役キャラは360度憎たらしいですが。1巻で早々に夜行さんに助けてもらえますし、長らく対人関係を遮断されていたせいか自身を名前呼びするなど幼いところもあって(実際年齢も幼いのかな?)。夜行さんの甘やかしたがりな性格もあるんでしょう、ヒロインが心身の健康を取り戻せればちゃっかり甘え上手キャラにも見えなくはない逞しさ(と、薪割りG退治などのフィジカルを含めた逞しさ)を潜在しており、可哀そう感が薄まって見えるので、彼女が受けた残酷さをダイレクトに受け止めずに読めるところがあります。
    こういう作品だと残虐すぎて読むのがつらくなってしまうとか、ヒロインが可哀そうで見ていられない、みたいなところが(個人的には)ネックになることがあるんですが、漫画が上手で読みやすいなと思いました。
    いいね
    0件
  • 町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~

    目黒三吉/一色孝太郎/Parum

    4巻
    ネタバレ
    2025年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学園パートが始まるまでに4巻もかかるとわ……。乙女ゲーの世界観だったことを忘れていましたが、アレンが学園に入るまでもそれなりに楽しかった。ワイバーンくんのエピソードが一番楽しかったですが、全体的にアレンの準備がほとんど躓くことなく進んでいるのもいいし、酔いどれすぎて美人に弱くちょっとダメなところがありつつも、冒険者としての腕は確かで子どもに優しいちょっとカッコいいおっちゃんたちに何故か癒された。
    エイミーが転生者(自称ガチ勢)で、いわばアレンの真の敵。こっわい女なので一筋縄ではいかなそうですが、アレンのお母さんやギルドのおっちゃんたちの様子を3~4巻読んでしまって城下キャラたちに情が湧いているから、アレンにはなんとしても勝利してもらいたいです。攻略対象はあほすぎて話にならん、エイミーの腰巾着、一緒に泥船で沈んで欲しい。
    いいね
    0件
  • 転生した女マフィアは異世界で平凡に暮らしたい~暗殺者一家の伯爵令嬢ですが、天使と悪魔な団長がつきまとってきます~

    甘寧/飯沼ゆうき

    コメディタッチ
    ネタバレ
    2025年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが裏稼業で暗殺をしている貴族一家の令嬢で……という設定が面白い。黒騎士と白騎士の鬱陶しさをヒロインがちゃんと「鬱陶しい」とイライラして突っぱねてくれるところも読みやすい、本当に鬱陶しいw ヒロインは執事のことが好きなのかな? 今のところ執事にだけは心を許しているっぽいので執事ルートを応援していますが、鬱陶しいラララブソング流さないで花とキラキラトーン背負わないでいつまでもさっぱりほっこり家族みたいな関係でいて欲しい。あとヒロインのデザインとそれに着せている衣装がいい、服の破れ方もいいし、服が破けたことよりも暗殺対象を(私怨こみで)ぼこすことばかり考えて突き進むヒロインもいい。
    いいね
    0件
  • 公爵夫人の50のお茶レシピ

    Antstudio/Lee Jiha

    3巻
    ネタバレ
    2025年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読んでクロエにも女主人として問題があったことが明らかになり、主人公に対する見方が一つ変わる転機のエピソードがありました。使用人たちの言動は褒められたものではないけれど、クロエの中の人が変わって、変貌した彼女に影響されるだけの素直さを持っているキャラが多くてよかった。コリン婦人は個人的な恐怖体験があるようで、相変わらず生贄はクロエしかいないと思い込んでいるようですが、3巻では断罪(クビ)にされるまでには至らず。
    クロエの思考や行動が変わり、クロエの生活環境が変わり、クロエの人生が好転していくところが面白いです。お茶は前世クロエの趣味で、美味しいお茶きっかけでクロエに興味を持ったキャラが続々味方になっていくわけですが、きびだんごかな、と思いました。
    いいね
    0件
  • 小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する(コミック)

    西野まほろ/守雨/藤ヶ咲

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ベルさんがカッコいい。消去法というか自ら好きでその暮らしになったわけじゃないけど、ベルさんは前向きだし、ドロテという一番の味方がいて、生活拠点周りにも穏やかな人間関係が築けていて、孤軍奮闘感がないのがいい。孤独過ぎたら共感できないかもしれないけど、多少なりともベルさんの暮らしの計画が現実になっていて、ある程度(令嬢時代の分も含めて)努力や辛抱が実を結ぶ形でうまく行っている感じがあるから、無双と言わずとも代理自己実現してもらっている感覚が得られて、読んでいて楽しい。ドロテの存在は大きいなー、と思います、彼女がいて本当によかった。ヒロインが序盤で帰国させてあげるけど、ヒロインについてきた従者さんの存在も。ヒロインに無条件で味方してくれるキャラがいるかいないかで印象って変わるものだなぁと思います。味方がいるヒロインは応援したくなる魅力が設定されている気もします(誘い笑いみたいな効果もあるのかな? ドロテやご近所さんにつられてヒロインを応援したくなるのかも???)。
    いいね
    0件
  • 悪女が騎士の狂愛から逃れる方法【合本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    岬三月/大雨

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤から妹の食わせ者演出がありミステリー要素を感じたので気になって読みました。1巻の最後に妹が黒幕であることは明らかになったけれど、まあ定石だよねという感じでそれ以外は未だ藪の中。ヒロインの死を避けるには妹の攻略が必要そうだけど、この先どのくらいの手数で決着まで行けるのか、今のところ予測不能。妹の背後にもうひと黒幕あるかもしれないしとか考えだしたらきりがない。読みたいところはまだ全然読めていない感じです。
    いいね
    0件
  • 隣国から来た嫁が可愛すぎてどうしよう。(コミック)

    あざらし県/さくら青嵐/桑島黎音

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シトエン可愛すぎか、タイトルに偽りなし、少なくとも私にはとても可愛いキャラでした、デザインといい性格といい、一番可愛いのは話し方と仕草。主人公の熊さんもとってもいいやつ、第3王子と言われてちょうど納得できる感じのキャラ。シトエンの可愛さに関して、いちいち主人公とリンクするので、熊さんに共感しながら読めるのが楽しかった。この作品の主人公と馬が合う。
    シトエンが前世持ちっぽい雰囲気なので、続きを読むとしたらその辺りが気になる。あとシトエンを2年も虐げた国&王太子&男爵令嬢の末路も読みたいです。
    2巻もシトエン可愛すぎ。シトエンが暗殺されかけたり、シトエンの前世が医師か看護師?と思われる知識で流行病を解決した2巻。1巻のフリは当然のように一つも回収されていなくて(暗殺事件でむしろお茶を濁したくらい)、ストーリーの進捗としては物足りない印象。ひたすら主人公とシトエン(または元貧血持ちの親友くん)のいちゃこらで埋められた印象。でもシトエンが可愛かったからよし。今のところシトエンの可愛さだけ求めて読んでいる。アツヒトが誰なのか何なのか気になっていますが2巻では未だ不明。
  • 歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!

    保志あかり/大木戸いずみ/早瀬ジュン

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アリシアのやりたいことはなんとなくわかるけれども(悪女になりたいはわからない……)、聖女様の方が何をしたいのかわからなくて空恐ろしい。2巻時点の聖女様は天才肌なので刹那的な自己満足に生きているだけ、自己満足なのに世のため人の為みたいな顔をしている嫌な女……という風にしか見えなくてイライラしますが。アリシアちゃんが、「ヒロインがそうでなくては悪女が務まりませんわー」マインドなので、これはこれで主人公を益している展開なのか? 傍目で読んでいる分にはアリシアの立場が窮屈。この作品に主人公無双を期待するのは間違っていると思うから、聖女がどうにか料理されるのを期待して2巻まで読んだけれど、3巻への期待はできないかな。この先にヒロイン補正聖女のお花畑問題が解決するエピソードがあれば読みたいな。保志先生の絵、めちゃ好きです。
  • 男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。

    三浦純

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ツンとした見た目で性格が可愛い悪役令嬢が好きなのです。この作品は中の人が思春期DK(モテた経験はたぶんなし)なので、ヒロインに抜擢されるほどの見た目も性格もかわい子ちゃんな相手に耐性がゼロなんです。見た目は悪役令嬢、中身はお年頃男子、ツンとした見た目で、ヒロインに転がされてしまう可愛い性格。なるほどこうすればよかったのか、と思いました。中身が女子じゃない場合の百合ってどうなんだろう(※百合ルートは無いそうです)……受け入れられるんだろうか(※百合ルートは無いらしいです)。今のところほんのり友情を育てているヒロインと悪役令嬢のやりとりは可愛いです。作中ヒロインもあざといけどそれが似合っているし可愛くて好きです、実は腹黒ちゃんってことないよね……? 急に敵にならないよね……?

    悪役令嬢のお友達(縦ロールの脇役悪役令嬢、実は真っ直ぐなタイプという属性も好き)も登場して華やかに。攻略キャラと女の子キャラと登場人物が多いですが、キャラデザイン、みんなあからさまに違っていて髪型や眼鏡などで記号に近い形にもなっているので見やすいです。
    いいね
    0件
  • ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~

    荒木佑輔/メソポ・たみあ/U助

    追放ブーム、なるほど
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤では若い女の子にセクハラ発言して(自分で買い与えた冒険服に身を包む後輩あるいは部下にもひとしき女の子に、その姿は眼福などと自然にのたまうのはちょっと怖い、グルーミング系サイコパスの素養を感じる)、但しイケメンに限る系のいけすかないキャラかぁ?と思っていたのですが、誰に対しても気障な様子の主人公……あ、そういう人なんですね、スイマセンデシタ……。ストーリーは面白そう。主人公の目的が追放ブームを終わらせる、目に見えている能力だけで測られているけれども、実はシゴデキスキルを持っている人材を集めて、同士と共に居心地のいい冒険者ライフを目指すぞという感じ。ハーレムになりませんように……! 追放から始まる物語結構好きなので、わぁ追放ブームに目を付けられた!と思いましたwww
    いいね
    0件
  • 勇者に全部奪われた俺は勇者の母親とパーティを組みました!

    久遠まこと/石のやっさん

    観察したい主人公
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中身はおっさんでロリコンじゃないからお母さん、という発想が面白かった。前世持ち主人公の恋愛対象にいる年齢層が、この世界ではおしなべてお母さんになってしまうという、そういう文化の世界なんですね。前世のことで、なによりも女性の好みが強く色濃く残った設定という主人公だけれど、心の中はどうあれ表に出ている言動が紳士、というアンバランスさも面白かった。主人公がどうかっこつけても自然とママハーレムになっていくんだろうけど、登場するママ系女性はめちゃ綺麗だし見目若いしなるべくしての展開かな。今のところ主人公が「僕はロリコンじゃないので」っていきってる感じのおっさんに見えていて、観察対象としては面白そうです。ロリに頼らないハーレムに挑戦したのかも、という感じもしています。
    いいね
    0件
  • 悪役令嬢、転生前はおばあちゃん~若王子との恋は難儀です~

    大井そのっそ

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵は綺麗だしキャラ設定も裏打ちされたもので納得はいくのだけど魅力を感じなかった(もしやキャラ読みするタイプだったのかー?、と最近の自分を分析……)。肉食系令嬢に囲まれ、含みのある王妃に睨まれ、1巻では姿の見えない王様にも何やらプレッシャーをかけられている匂いのする王子。周囲がきな臭い王子様の無表情っぷり、何考えているのか読めないっぷりは納得できる。ヒロインのキャラ設定も、酸いも甘いもかみ分けた大往生おばあちゃんだからこその胆力、納得。でもキャラに魅力を感じない……ごめん。王子様は何を考えてるのかわからなさすぎるからだけど。ヒロインの方は弟と強く生きていくぞという愛情と、持ち前の負けん気の強さってところで、王城での生活に拘っているのかな? ヒロインが王子様に根負けして仕方なく城にいるのか、自らの意思で戦闘モードでいるのか、どっちなんだろう???と思うところがあって、もちろんその両方です、というのもヒロインの動機としてありだけど、だとしたら説明あったほうが読みやすいかなー??? とか。私としてはヒロインの意思がはっきりしてくれたほうが応援したくなるキャラになるなー、と思いました。
    いいね
    0件
  • 北の砦にて(コミック)

    明野たわ/三国司

    こぎつね、可愛い
    ネタバレ
    2025年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は転生者のコギツネ。力をつければ人型に変身できる精霊で、人のような思考と獣の本能を合わせ持つ。前世の記憶はかなり曖昧で、コギツネ生に毛が生えたくらいの幼い性格。キツネの見た目が可愛いし、騎士団の皆さんが優しいし、キツネの母上も綺麗だし、漫画全体の見た目がいい。1巻でまだストーリーは始まっていないけど、コギツネと騎士団のほっこりとした関係性と、コギツネのちょこまかとした可愛らしい動きがよくて、楽しかったです。
    いいね
    0件
  • 万能「村づくり」チートでお手軽スローライフ ~村ですが何か?~(コミック)

    九頭七尾/イセ川ヤスタカ/蚕堂j1

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ギフトの力で箱庭ゲームのように村が出来ていく様が爽快。主人公の性格も見た目も可愛いし、村長としての素質もありそうで楽しみ。平和な暮らしを望む働き者の善人難民ばかりが集まってくるのもギフトのおかげ? 温厚そうでぷるぷるのおばあさんの適職が拷問官なところと、本当の次回予告の前にある予告が面白かったです。主人公をめぐる女の戦いは序盤でおなかいっぱい、彼女たちの背景はわかったので、今後はストーリー進行にもっとページが割かれてるといいな。
    いいね
    0件
  • 魔女と傭兵

    宮木真人/超法規的かえる/叶世べんち

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語として作中で説明されていることは理解できるけれど(漫画が上手いから読み手として理解るのだと思う)、簡単にわかったと言っていいのか躊躇う二人の関係、まだ1巻だし。けれど魔女さんは素直で可愛いし、だから余計に不憫であるけれども、「こうするしかない」生き方を受け入れながらも、同時に「こうしたい」生き方に踏み出したところが面白いキャラだな、凄いなと思う。そんな機会をずっと待って準備していたんだろうか、というくらい。傭兵さんの性格と相性がいいのか、物理でも精神でも繊細なフォローを受けていて、魔女さんが世話を焼いてあげたくなるような愛くるしさを持っているのだと思う。どちらも生きるために殺す選択をしてきたけれど、戦争が日常ではない異大陸の生活が進むにつれ、自分が歩んできた道に対して戸惑いが出てくるのではないか、という不穏もありつつ。厳しい生き方を余儀なくされてきた二人のメンタルは底知れない。興味深い作品です。
    いいね
    0件
  • 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~

    業務用餅/六志麻あさ/kisui

    3巻
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ギャグとして面白い印象。絵が凄く某ギャグ漫画に似ている気がするから余計ギャグ感が強い。登場人物の背景としてストーリーがあるけれどキャラデザも濃いし絵のギャグ感の圧が強い。主人公の性格は、身近にいたら嫌だけど(こんなやつ現実にいないけど)読んでいる分にはとても楽しい。復讐に悲壮感がなくてこれはこれで楽しいです。
    いいね
    0件
  • 芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました

    七浦なりな/桜あげは/くろでこ

    6巻
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場するキャラ全員好き。悪役の皆様も適度に役割を果たしてとっとと退場し適切に処罰されてくださり有難う。
    ヒロインは実家でも社交場でも酷い目に遭い続けて、特に多感な時期を信用できる人間に出会わずに過ごしていたにも関わらず、性格が歪んでいない!ヒロイン補正が強い、これはもはやヒロインチート。でもそんなキャラが可愛くてずっと見ていられるし、作中の全ハッピーのハブにもなるキャラで、ある意味ヒロインとしては完璧。一昔前は魔法少女変身パターンか、メガネを取ったら美人パターンでしたけど、厚化粧を落としたら美人って令嬢物にちょいちょいありますね(今作は芋草令嬢ですが悪役令嬢は化粧が濃かったりする)、王道のヒロイン変身パターンは不変の設定というわけですね。
    一話一話の幕間に各キャラが持つ魔法が簡潔に描かれていて、それも楽しかったです。主なキャラたちはそれぞれ異なる個性の魔法を持っていて、これ考えるの楽しかっただろうなーと思いながら、読んでいる私もとても楽しかった。
    ワイバーンとお馬さんも可愛いし、彼らがヒロインの愛情を素直に受け取ってくれるのも嬉しい。キャラと魔獣(?)の男女比もバランスがいい感じで、登場人物の関係性がそれぞれ爽やかなのもよかった、精神的に大人同士の関係って感じで。ロビンと王女でさえお互いの野心のために一緒にいるみたいな雰囲気だったので、感情的に依存しあうようなキャラがほとんどいなくてよかったです。
    長年理不尽な目に遭ってきたとはいえ、天才で善人の領主夫妻が本気を出せば人間関係でも無双できるというご都合的展開ではあるけれども。脅威のある辺境なので共通の敵がいるという前提で一致団結できる、この設定が効いているのが読みやすさの一因かもしれないです。素直に読めました。6巻までのストーリーは非常に楽しかったです。絵も好きです、キャラデザは悪役からモブまで全部好き。
    ナゼル様が、本来のポテンシャルで美しさも板についてきた頃のアニエスちゃんに「頑張り屋さんの芋くさ令嬢の君も好き」みたいなことを言うのが感動しましたわ。彼の回想絵も綺麗なアニエスちゃんじゃなくておてもやんのアニエスちゃんばかりなのが良くて、一生懸命さや健気さが伝わるアニエスちゃんの表情がすごく良くて。ストーリーと絵と、両者の噛み合い方と、自分の好みに刺さった作品だったと思います。
  • 幸せカナコの殺し屋生活

    若林稔弥

    ありがとう、カナコ
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元気の出るギャグ。動物にかけたダジャレも好き。一応化粧直しした次のページが目出し帽なの面白かった。最後のページで「生きててねー」って殺し屋が語りかけてくるのも面白すぎるし、自己肯定感低い自分と戦いながら必死に生きてるカナコに言われてるからか、地味に励まされる。まだ1巻しか読めていないのですが、標的選びとか、キャラ作りとか、大手代理店がブラックで殺し屋稼業の上司がホワイトでという設定などの皮肉と明るいおやじギャグテンションの組み合わせがよかったです。
    いいね
    0件
  • タコピーの原罪

    タイザン5

    ハッピー星の原罪
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった、と手放しでは言えない内容だけど、忘我の彼方で読みました。純粋培養原理主義タコピーの原罪。全知全能神がもしいるなら神が暮らす世界はハッピーすぎて純粋すぎて、だから人間の事情なんて理解できないで、不思議な力で私たちの傷をめちゃくちゃに抉ってくるのかもしれない。でも、タコピーみたいな気持ちで理解しようと寄り添ってくれる可能性はあるのかもな(…と期待させられているのも腹立つけど)。そういう感じでこの作品は救いを残していてほんの僅かに優しい。すべての子どもたちが幸せでありますように。時を重ねていずれは子どもの幸せを守れる大人になれますように。現実の厳しさを突きつけられるメッセージのこもった、なかなか苛烈(+焼け石に水の優しさ)なお話でしたが、タコピーというキャラの緩さにだまされてなんだか最後まで読んでしまいました。
  • 不遇職【鑑定士】が実は最強だった ~奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する~

    藤モロホシ/茨木野/ひたきゆう

    3巻
    ネタバレ
    2025年8月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公を強くしてくれる仲間が目(義眼)に収納されている、全員女の子(女の子母親もいる、精霊だからか見た目が若い)。序章でアインを虐げていたゾイドたちは早々に手も足も出ないザコ状態に。世の中的にもアイン的にも2巻くらいで十分決着しているかな、という雰囲気だけど(ゾイドたちはアインに相手にもされていない)、3巻でゾイド側からの決着がありました。可愛い精霊さんたちとの関係性だったり強くなることだったり話筋は色々あれど、私はゾイドたちのことどうするんだろう、ってそればっかり気になってたのでそこの部分を追って読みました。
    いいね
    0件
  • 聖者無双

    ブロッコリーライオン/秋風緋色/sime

    羨ましくない無双
    ネタバレ
    2025年8月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 治癒士というだけでラッキーな世界なんだろうけど、主人公は生きるために常に鍛錬試練に見舞われていて、なんだかんだ真面目にそれらをこなしていき。努力が必ず報われるわけじゃないから、主人公のように泥水すすった分這い上がれるだけマシだけど、泥水より酷い物体Xと修行の日々。爽快な無双感が全くない。可愛い女子にそこそこモテて、気のいい仲間もいて、自分で立てた目標や計画を達成し前に進め、本人からしたら充実した人生なんだろうけど、読んでいてまったく羨ましくないw 治癒士なのに獣人差別しないし法外な治療費を巻きあげようともしないから聖者なのかな??? 耐え忍ぶ姿はおいそれと真似できぬ、聖者と言える辛抱っぷりかもしれないです。
    いいね
    0件
  • 与えられたスキルを使って稼いで異世界美女達とイチャイチャしたい(コミック)

    阿見阿弥/レンキしゅん

    とにかく明るくのどかな世界
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 潔いギャグエロ。チートも女性キャラも展開も主人公に都合良すぎ。ストーリーや世界観が単純なギャグエロ無双ということもあり、主なキャラがみんな明るいしカラッとしてる。悪く言えば刹那享楽的なキャラたちだけど、愛人たちの性格や考え方含め、この世界で主人公になったからには何でもありって感じです。中身はエロしかないんですが、すべてが湿っぽくないし、愛人たちが逞しくて可愛い。主人公が所望する衣装が公然猥褻すぎるんですが(主人公の店の制服とか、なんなら私服も時々やばい)、この異世界では皆スルーしてる。愛人以外のキャラ、レストランのホール係の衣装も特殊スタイルだけど、ほんとにただのレストラン店。エロのための異世界って感じもあるし、そうじゃない感じもある、不思議な世界観。
    愛人たちは普通に布が多い服も(たまに)着ていて、デザインもキャラに合ってて可愛いですが(2巻終わりの方で着てた服がそれぞれ似合ってるし可愛くて好き)、大抵はほぼ布がない服を着ていてそれもすぐ脱いじゃう展開。それを日常としてるし、しかも楽しそうだし、ありえない一夫多妻家族というぶっ飛びギャグの中にほのぼの感もあって結構好き。
    いいね
    0件
  • 悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~【単話版】

    佐和井ムギ/駄犬/saino

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 濡衣ではなく、ヒロインの罠に嵌るでもなく、真正面から悪役令嬢をまっとうして死罪になった主人公。転生して同じ人間をやり直すことに。罪を悔いたり死の恐怖に心折れたりせず、悪の道を極めてリベンジ(主人公の身勝手な自己実現の障壁となるヒロインを今度こそ抹殺)するべく、直轄の諜報暗殺部隊のようなものを組織しようと、孤児院の大人が持て余しているという孤児を嬉々として引き取り従者に。また新しい感じのストーリーだなあと思って、続きを楽しみにしています。
  • 最強の魔導士。ひざに矢をうけてしまったので田舎の衛兵になる

    えぞぎんぎつね/アヤノマサキ/TEDDY

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 膝が壊れてても最強すぎる主人公。魔狼のフェムの一人称がフェムだとは思わず、意外すぎて混乱しました。自称四天王の子の位置付けも登場時はかなり混乱。戦闘する話ではなく、なんとか隠居生活をもぎ取った主人公の、人助けのんびりライフ。適度に危機があり活躍できて、可愛い女の子が集まってくる、のんびり系のお話だったのか、と1巻終わりでようやく理解できました。
    いいね
    0件
  • 大好きだった婚約者に魅了の魔法のせいで婚約破棄されました。

    桜井りょう/椎名さえら

    おぉぅ
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻で悪役の事情が深く掘り下げられていて彼女も幸せな暮らしを得るし、魅了魔法が溶けてヒロインは元さやに戻る、という今まで読んだことのないパターンかも。悪役の彼女の物語のほうをヒロインの物語よりも楽しんでしまいました。ネイサンと婚約者様のストーリーというほどではないけれど小エピソードもよかったです。キャラデザがもちろんヒロインも可愛いんだけれど、それよりも悪役や脇役の御令嬢のほうが好きだったのかも。
    いいね
    0件
  • 龍神の最愛婚 ~捨てられた姫巫女の幸福な嫁入り~【コミックス版】

    宮之みやこ/アンティーク

    ♪昔々巫女様は助けた神に拾われて♪
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻までには結月さんが蒼玉様によってクグウ家から救い出され、顔を隠さない状態で浄化という魔物から村人を守る活躍で人々から感謝され、双子の妹のゴーストを脱却。前世の描かれ方のほうがさっぱりとしているからか、今生の結月さんはちょっとねっとり感のあるキャラに読める。ただまともに他人(親とすら)とコミュニケーションを取れずに育った人だから、相手が前世以来の旧知の神様だとしてもいきなり男女のうんぬんはハードルが高いという点で、いろいろ「ん?」と思う部分は、かえって自然といえるキャラなのかも。自分を虐げていた家族と、自分に優しくしてくれた村人や兄への気持ち&態度を、きっちり分けているシビアな性格は好き。物理では蒼玉様に守ってもらうけれども、精神面では彼女自身で強くなろうとしている感じがして好き。
    いいね
    0件
  • 病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)

    小箱ハコ/沢野いずみ

    ヒロインが健康でありますように
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが前世の記憶を取り戻して以来、知識と行動力を得て健康に気遣う生活ができるようになったからなのか、不調を抱えながら社会人をしていた経験が活きたからなのか、「体調不良ゆえに不機嫌」という描写がほどんどなくなって、体調が悪くても感情をコントロールできるようになった……! というのが、ものすごくチートに見える。日本の社畜の底力に闇を感じる設定は、転生物にあるあるなんでしょうかね。婚約者の掌返しが高低差ありすぎてちょっとついていけないけど、まあ不機嫌じゃなくて賢くて可愛くて頼りになる女の子、過去のことは棚に上げてでも惚れちゃうよね! そのデレた顔面に膝蹴りを食らわせるフィオナを心象風景で見たい気もします。フィオナはなんだかんだで令嬢イズムを大切にしてそうだし優しそうだから、フィオナラブの侍女様に代わっていただいても……。そのくらい掌返しがムカつく瞬間がありますw、おいフィオナに触ってニヤニヤすなって思っちゃう。スパダリ属性ではなく、むしろヘタレという感じがするので、そのアホっぽいところが可愛いキャラなのかも、おばあちゃんと仲良しなところも可愛いね。
  • 追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに来られても帰りたくありません!~

    粉子すわる/別所燈

    シンプル勧善懲悪
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シンプル勧善懲悪でした。1巻が面白くて2~3巻をついついまとめ買い。期待したのは、ざまぁと精霊&建国史の謎。
    ざまぁは利己的な悪役がおしなべてさらっと死んでしまったので、リベンジとしては優しめな印象。謎解き部分はずばり適当。1巻を読んでいたときは緻密な設定がありそうな匂いがしてたんだけど(早朝に読んでたから寝惚けてたかもw)、謎解きの部分は思っていたよりもテキトーだった。小難しいことをだらだらと書かれるくらいなら、このくらい潔く適当にまとめてもらったほうが好きです。
    蛇足、3巻15頁の「次いで」は「対で」だと思うのですがどうでしょう、「次いで」という言い方もあるのでしょうか?
    いいね
    0件
  • 悪役令嬢たちは揺るがない

    赤羽にな/八月八/春野薫久

    未来の王妃は揺るがなさすぎ
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読みました。学生生活の中で、流行ロマンス小説&噂好きの面々が、上級貴族の女生徒3人を悪役令嬢に、「聖女見習い」と言われる貴族ではないけれど「上級貴族と同等」とされる立場の女生徒をヒロインに見立て、彼女たちを取り巻くトラブルを遠目から無邪気に(若干の悪意や羨望嫉妬、親の政治思想の影響もあるのかな?)、基本的には楽しんでいる……というのが土台。勝手に物語の悪役にされてしまった令嬢たちですが、タイトル通り揺るがない。揺らぐ令嬢もいるけれど、根っこが聡明な人は違うのね、と思わされるキャラでぐんと踏ん張ってやっぱり揺るがない。ヒロインに見立てられた聖女見習いがおっぺけぺーですが、今のところ相手にならない感じで良いです。身分社会の是非はさておき、この作品の世界観では、悪役に見立てられた令嬢たちはおおよそ筋が通っている感じはする。ノーブレスオブリージュ的な感性もあるようだし。上級貴族令嬢たちは負けん気が強いし、私が群れのリーダーよって感じでお高く留まらざるを得ない立場だけれど、かなりリアリストで地に足着けた逞しいところは好感。貴族サロンでの考え方は犬ぞりの序列を見ているみたいではあるけれど。それはそれで可愛い。
    いいね
    0件
  • 私の婚約者は、根暗で陰気だと言われる闇魔術師です。好き。

    つづき/瀬尾優梨/花宮かなめ

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完全なるラブコメ。お互い似ていない者同士のヒロインと闇魔術師が、あーだこーだと言いながら結局くっつく、ほんわかとしたラブコメです。1巻が物騒な始まり方で惹かれたのですが、ヒロインのお父様の件が片付いてからは、ただただラブコメ。2巻で無事に婚約完了。
    いいね
    0件
  • 授か離婚~一刻も早く身籠って、私から解放してさしあげます!【合冊版】

    かんべあきら/長野雪

    特典付き単行本版あり〼、注意
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロイン・フェデリカの恋愛から結婚が主な話筋ですが、彼女と夫である騎士様の背景や人生の歩みを掘り下げた人間ドラマな部分もあります。フェデリカが少しずつ強くなっていく様が、浮足立っていなくて楽しかったです。作品世界の価値観では「平民」「色なし」と蔑まれ、フードで髪を隠し下を向き、やがて諦めたように前を向き、与えられた仕事をこなし、焦らず腐らず期待せず、とにかくじっと身を竦めて神の仕打ちに耐えているような人生を歩むフェデリカ。卑屈にはなるけれどそれで自暴自棄になることはなく、先輩上司患者の侮辱に負けず、粛々と生きている……ように見せながら、実際はブルブル震えて懸命に生きることに耐えている、ヒロインを尊敬します。騎士様がヒロインに惚れたきっかけのストーリーもよかった、恋愛物にはあるある的なストーリーかもしれないけど、とてもよかった。かんべあきら先生の絵が好きなので、それをずっと見ていられたことも楽しかったです。
    【追記】シーモア限定特典付きの単行本版がありました!そちらは小エピソードとネーム絵というのでしょうか、そういった内容が本編に追加されているものでした……!!! シーモア島に投稿されていたコメントで知って、え~っ、特典付きなんてあったの~!?と。驚いてしまった。特典付きがあればそちら派の方は、ぜひ詳細情報など見比べてください。
    いいね
    0件
  • 溺愛婚 海軍公爵は愛しの薄幸令嬢をなんとしても妻にしたい

    くりおね。/せらひなこ

    エステル可愛すぎ
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まだ1巻で様子見ですが、今のところヒロインの可愛さが、どストライク。見た目も性格も可愛すぎか!プレイボーイ設定の公爵も、ヒロインの扱いが完璧すぎ。これが推しカプをいつまでも愛でていたいという感情か、と。
    ストーリーはたぶんタイトル通りなのかな?エステルおじの動きが怪しいけどそっちはサブクエスト的な?主カプ恋愛のためのスパイス的な?可愛い無垢ヒロインが酷い目に遭いませんように…。
    些末な感想として、修道院は髪切るイメージだったけど、そうじゃない世界観もありだなと思いました。
    いいね
    0件
  • もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活

    和泉杏花/さびのぶち

    自由!
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 加護を持っているから可能というチート成分もあるけれど、ヒロインが自由を謳歌し生活を楽しめているところが良い。自我を殺して頑張ってきた時間を認めてもらえなかったのは悔しいけれど、過去に囚われず幸せを感じられる日々があるなら、それに越したことはない。ヒロインの能力関係で、ざまあ展開あれば私得ですが。追放ヒロインの1人でのびのび自由謳歌タイムも読んでいて意外と楽しい作品。
    いいね
    0件
  • 第3王子はスローライフをご所望

    yui/サウスのサウス(ツギクル)/藤島真ノ介

    5巻
    ネタバレ
    2025年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品の王族の婚姻事情設定が、とにかく異世界です。
    主人公は人生3度目、2度の人生で培った色々を引き継ぎ、プラスアルファで諸々能力を授けてもらってチートで、ハーレム。5巻時点で齢8歳。2度の虐げられ人生を過労で終わらせたという苛烈な経験もあり、時折おねえな語尾を用いるも自然なテクニック、始終やわらかな物腰で、男女問わず天然たらしな雰囲気。
    主人公の野望の中にエロ目的はなくて、あくまでもスローライフに包含された癒し系ロマンスに留まるんだけれども、絵面的にはカラーの女子風呂シーンなどしばしば……、大人のお姉さん側室はいいんだけれど、8歳の主人公と同年代の女の子を由美かおる要員にするのはやめてあげて欲しい。主人公4~5歳時代には母や侍女たちに強制湯あみされるなど主人公ハーレム風呂シーンが多く、スローライフの半分は風呂ーライフで出来ている。
    主人公周りが女の子だけではなくて、マスコット的な料理長や聖獣との癒し時間、主人公も思わず乙女化しそうなイケメンお兄様との兄弟愛ライフ、二度の前世で敵わなかった両親との親子愛ライフ、領地の皆さんとのほのぼの交流ライフ、人間関係はそこそこ多岐に渡るのですが……。
    登場する女の子は姉(義姉)でなければ、婚約者(正室側室)になってしまうし、主人公が女の子と過ごす時間が多いのでハーレム色は強い。2度の残酷な人生に耐えた男のご褒美にハーレムは欠かせないものなのか……。
    いいね
    0件
  • 異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件

    初枝れんげ/有池智実

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 身も蓋も無い言い方をすると、すかし主人公のためのややエロ重視のロリハーレム物語、という印象です。主人公のすかしっぷりとご主人様(=主人公)至上主義ハーレム構成員、いずれもあまりバランスを取らずに対人属性を極値に振っているキャラ、という感じがします。主人公は虐 待されて育ち、本人なりの理想的な家庭の子ども像を持っていて、杓子定規にそれをなぞるような子育てをしようと孤児院の院長業務に奮闘、そこの部分は切ないんだけれど。いかんせん初手の女の子からハーレムな予感が強すぎて他の要素がシリアスなほど薄っぺらく感じてしまう。素材はいいけど打ち消し合ってる感じなのかな? シリアスとエロハーレムのバランス、すごく難しいと思うんですが、読者としては戸惑いがあって夢中になって読めるという雰囲気ではなかったかなー……。
    いいね
    0件
  • 悪役令嬢に転生したけど、破局したはずのカタブツ王太子に溺愛されてます!?

    まちねちね/花菱ななみ

    ええもん見れた
    ネタバレ
    2025年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このハチャメチャなストーリーが悪役令嬢断罪からの復活劇に期待する王道でもある。……気がします個人的には。で、このくらいシンプルが読みやすいんですよ、気楽でいい! 男爵令嬢の下剋上欲をきっかけに国を巻き込んでの痴話喧嘩、あほかと思ってしまったら読めないけれど。ギャグだしラブコメだし、ただ可愛いヒロインとくそ童貞カプのチワワが吠え合うようなチワチワ喧嘩が思ったよりも良くて面白かったし、ざまぁ成功見たかったし、そこからの嘘みたいな大団円でまあまあまあええやないのと満足感得えられたし。(TLシーンは要らなかったけど)これでいいのです……!
    ケンカップル好きじゃないけどこの作品は、基本お互いの正体がわかっていないというフックがあって適度な距離(娼婦と客としての儀礼)があって、正面から喧嘩ばかりしているわけではなかったのでよかったです。
    いいね
    0件
  • 「死霊術師など穢らわしい」と処刑されたので、魔族に転身致します

    早瀬黒絵/要龍

    3巻
    ネタバレ
    2025年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻で先生をやっつけるヒロインの姿が爽快でした、楽に死なせないあたりが復讐物の手法としては、とてもよい。絵面としてはややグロありでした、ちょっと怖ひ。ユウリが先生以上に腹の立つ敵役なので、次は彼女と王太子の最期が楽しみです。
    3巻では大分ユウリに冷や汗をかかせる展開になりました。瀕死の仲間も助けられたしとてもいい。が、攻と防とで考えている戦争の要が同じ場所のようです、どちらも当該要塞を目掛けて、攻める護るの準備をスタート。勝算が的中するのはレイチェルかユウリか……てなところで4巻へ続く。
    あほのユウリきっかけではありますが、レイチェルの死霊術は平和を望む人(戦いたくない兵士や平民)の遺体をも傀儡にしてしまいます……。が、面倒な仕事は自分より弱い小国の兵士に振って、自分の周りだけよけりゃいいみたいな兵士に死んでも死んでも戦わせ続けるというシーンはぐっときました。レイチェルの(おそらく魔王も人間に遺恨あり)復讐心が強いこともあって、リベンジストーリーがはっきりくっきりと浮かび上がっているので読みやすい。
  • 女王蜂

    中村茉莉子

    主人公&夫、レベル神
    ネタバレ
    2025年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完結まで読みましたが素晴らしく楽しかったです。倫理に殺された主人公の母親が、倫理よりも大切なものがあると信じた結果、その子どもたちは乗り越えなければならない倫理問題を遺された。けれどその子どもたちのなんたる優秀なこと。登場人物が一面的ではなく、利己欲、自己実現欲、自然と湧いてくる愛でたい気持ち、寂しさ、無いものねだり、様々な側面で描かれていて、皆が皆、幸せになりたくて生まれてきたのだなと思わされるのが、私としては感動ポイントでもあり、哀しいポイントでもありました。本編ではなく4コマ漫画でその後を描かれていましたが、主人公が最後まで自分を誇らしく感じられたのが心底よかったと思います。目先の欲に負けて、その負けた自分が許せず自棄になって、人生まるごと生まれてきたことすら失敗だったと後悔するしかないような時間を過ごすこともあります。(凡庸な私は学生時分に勉強をさぼったとか、就活を適当に切り上げてしまったとか……スケールは小さいですが……)。主人公は自分自身に負けず、背負わされた人生に負けず、誇り高くムラトの墓前と向き合っていて、稀有な傑物が領主である土地の皆さんはとても幸せだと思います、壮大なハッピーエンドを見られました。でも二人が初めから兄妹として共に暮らせていたらどんなによかったかと思いますね……! 運命論はすべてを台無しにしそうなので現実ではなるべく避けようと思う考え方ではありますが。この運命の悔しさには感情移入してしまいました……! 本当に久々に素晴らしいストーリーで、一気読みでした。
    いいね
    0件
  • 陛下、心の声がうるさすぎます。私へのえっちな妄想はお控えください!?【単行本版】【電子限定ペーパー付】

    東里桐子/桐原のん/ちろりん

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 心の声が聞こえる設定、大好きなのです。きな臭い事件もありつつ、1巻の終わりから陛下のえち妄想が大爆走し始めます。ヒロインの反応が逐一可愛らしい。妹御が味方なのが嬉しい。同僚(上司?)が罵ってくるわ殴ってくるわで酷い、「無印」という(神の?)祝福が無い人間への差別が根深い世界観のようです。
    2巻は怒涛の展開で、1巻のヒロイン虐めが嘘のように甘々な展開。初っ端からラブラブを飛ばしすぎてスピード離婚しそうな有名人カプみたいになっとる……人前でやらない分いいけど。陛下がエリカを崇拝しすぎてて怖いのですが、天才キャラゆえ何事も極端に捉える癖がある……という設定なのでしょう……。天才は思考が極端でも大抵のことはこなせてしまうのが、凡人から見るとヒヤヒヤしますが、そう簡単に堕ちないのが天才たる所以なんだよなぁ、うらやまし。
    無印だったはずのエリカに謎の印が現れ、このままでは無印女改め邪神の印を持つ女にされちゃうかも……?というところで、トゥービーコンティヌー。
    いいね
    0件
  • 無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません!

    つるこ。/SORAJIMA

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ フルカラーで絵が綺麗です、ヒロインの着せ替えシーンはとても楽しい。素直なヒロインと子どもたち&夫との交流がストーリーのメインになるのだと思いますが、早速仲良くなれそうでよいです。
    いいね
    0件
  • 婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にベタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた(コミック)

    琴子/雨壱絵穹/よね

    すれ違いラブコメ
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元々本音を言い合えずに婚約関係を続けてきた二人。おおよそ心の通い合わない関係に悲観していたヒロインは、事故をきっかけに記憶喪失の嘘で婚約破棄を目論む。が、婚約者の目論見は逆で、それきっかけに、いかに二人がラブラブであったかをヒロインに説き、これまでの二人の歴史をなかったことにしようと偽装する。婚約者からはヒロインを騙そうというよりこれをきっかけに再構築(やり直し)したいという気持ちが表現されていて微笑ましい。二人ともあり得ないほど鈍感で、周囲に気づいている人間はいるものの、踏み込んだサポートはしてくれない。素直になれないカプのすれ違いを楽しむラブコメ作品かなと思います。
    いいね
    0件
  • 貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい

    中村颯希/わるつ/紫のの/西村和笑

    貴腐人の腐教活動
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 周囲に腐であることを隠しながら、妄想に興じつつ腐の布教を目論むヒロイン。ヒロインが腐った欲望のままに生きると、様々な勘違いによって彼女に関わる人々を救済してしまう展開。ハイテンションな描写はすべてヒロインの脳内で起こっている。彼女自身は貴族令嬢の嗜みとして本心を秘めたポーカーフェイスを習得している。が、興奮のあまり顔色が悪くなったり、失神したりしてしまい、周囲には虚弱体質を心配される。立場ある責任感から優秀な令嬢たる努力はしているものの、自己実現も諦めないタフなヒロイン。令嬢然とした可憐な微笑みで「腐腐腐」と笑うヒロインが好き。
    3巻からミステリー要素も追加で、アプト&王族周りのなんやかんやが気になる……。ローザは相変わらず腐にしか興味がなく、腐教準備に励みながらも、腐が(この物語の世界観で)現状の世の中的にどう思われるかもよく考えていて、脳内腐っているけれども。作者さんのすれ違わせ方、噛み合わせが上手で憎めない可愛いキャラに仕上がっていると思います。
    いいね
    0件
  • ちったい俺の巻き込まれ異世界生活(コミック)

    小埜聖華/ぬー

    1巻
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中身は中年おぢで、同時に召喚された聖女よりは大分まっとうな人格。幼児の愛らしい見た目が人外的能力の不気味さより勝るらしく、あるいは自分より能力値の高い人を素直に尊敬できる人間が出来たキャラたちのようで、(ライバル派閥以外の)大人たちにはこぞってちやほやされる主人公。1巻の終わり、くしゃみの拍子に肩甲骨から羽が生えました、どうも人外のようです。
  • 義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される(コミック)

    オザイ/瑪々子

    2巻
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインとレノ様の交流が穏やかで好きです。ヒロインが意地悪な継母と姉妹のいる実家から離れることができて、彼女に合った職場で暮らしを始められたところも良かったです。元婚約者の出世はヒロインの潜在能力に援けられていたようです。2巻で魔術師の長男と結婚します。
    いいね
    0件
  • 影の英雄の治癒係

    亜子/浅岸久

    1巻
    2025年8月2日
    TL感もあるのだけれどヒロインと英雄のもじもじとした関係性は少女漫画、ギフトと治癒行為とラブコメとが交錯していて不思議な印象の作品です。カプ二人が可愛く、二人を見守るキャラがざっくばらんで気風のいい人たち。
    いいね
    0件
  • 悪役のご令息のどうにかしたい日常

    ふわいにむ/馬のこえが聞こえる/コウキ。

    1巻
    2025年8月2日
    主人公のフランはあざと可愛い男の子。前世持ちですが中の人は何歳だったっけ……? 側も中身も元々あざと可愛い性格のキャラなのかもしれません。
  • 捨てられ男爵令嬢は黒騎士様のお気に入り

    野津川香/水野沙彰/宵マチ

    4巻
    2025年8月2日
    ソフィアの境遇が酷かった。彼女の境遇の一端ともなった凄惨な事件については、犯人がわかり、一先ず解決という形。4巻でひと区切りついた印象です。
    いいね
    0件
  • モブなのに過保護な公爵に溺愛されています【単行本版】

    三日月美夜/林保彦/BAON/Minto Studio

    1巻
    2025年8月2日
    姉との確執は比較的ライトで(今まで自分が読んだ令嬢物と比べてですが)、姉妹ストーリー的にはドロドロしていないかも。周囲のモブの陰口はまあまあドロドロしているけれどヒロインと公爵に相手にされていないのであまり気にならず。ヒロインには前世からのトラウマがあって可哀そうだけれどあまり歪まずに冷静に自分を見て令嬢生活を守っているし、公爵とは心を通わせているし、結構逞しく乗り越えている印象です。カラーなのでキャラの衣装が綺麗ですね。
    いいね
    0件
  • 引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番

    大庭そと/山田桐子/まち

    1巻
    2025年8月2日
    序盤からテンションが高くて台詞が多めです。説明台詞というよりはコメディの打ち合いというか言葉遊びというか、その文字が多めです。とにかくヒロインが元気!
    いいね
    0件
  • 年齢制限付き乙女ゲーの悪役令嬢ですが、堅物騎士様が優秀過ぎてRイベントが一切おきない

    来須みかん/藤こよみ

    3巻
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは本来のシナリオでは妹をいじめる悪役ポジションだったけれど、前世の記憶が蘇った時点で、姉妹はゆりゆりレベルで仲良し。引き続き可愛い妹を守るべく、自身の破滅&妹メリバルートをダブル回避しようと孤独に奮闘するぼっちヒロインがとても可愛い。作中ゲームの攻略対象となるキャラズが濃ゆいし、みんな違ってみんないい、一番まともそうなのはヒロインが惚れておりかつ攻略対象ではないダグラスだが。メリバルートを持ついかれた攻略対象たちも傍で読んでいる分には面白いし萌える、ゲームのシナリオ通りなら漏れなくR18レベルで酷い目に遭う妹ちゃんごめん(ゲーム外の妹ちゃんは食わせ者で強そうだから心配無用かも)。妹ちゃんを含む主なキャラズとヒロインとの関係性が、トキメキあり、背筋ゾクゾクあり、百合百合あり、楽しいと思いました。3巻まで読んで危うい妖精ヒロインのことが益々好きになり、ヤバイやつらと知りつつもヒロインを取り巻くキャラたちへの好きも止められず、続きをとても楽しみにしています。
  • 禁歌

    もりちかこ

    スタッフさんのオススメから辿着
    2025年8月1日
    少女漫画絵(ちゃお系統の目が大きい絵)×ホラー、かつオムニバス、好きなので、また新しい一冊に巡り会えて嬉しい。ホラー絵はグロというほどではなく。ストーリーは作り込まれた感じではないですが、人間の嫌なところ、哀しい性(さが)的な部分を風刺的に描く感じで、神の視点的に空中から読めるところが好きです。子ども向けの誌面だったのか、人間の見方が一面的な作品もありますが、単純化して描かれたキャラでシンプルな展開を読みたい気分の時もあるので、これはこれで好き。
    いいね
    0件
  • 異世界でのおれへの評価がおかしいんだが【シーモア限定版】

    Roa/秋山龍央

    呪いが仕事します
    ネタバレ
    2025年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界容姿の価値観が主人公(受)の見た目と相性良すぎて、刀の呪いでえちえちなことになっちゃって、背景を色々勘違いされて優しくされちゃったりして。このくらい緩いと安心してBLを楽しめる。えち展開への扉は緩いけど、主人公の目的がはっきりしていてそれを中心にストーリーを追えばいいのかな、と思えて読みやすいと思いました。
  • 独身おじさんの異世界ライフ~結婚しません、フリーな独身こそ最高です~【分冊版】

    さとう/比内ハツ

    3巻まで
    2025年8月1日
    1巻の最初にハーレムなしと宣言してあって、色恋はなさそうだけれど結局女の子キャラは増えざるをえないか。独身貴族を希望する主人公のバックボーンが丁寧めに描かれていて、納得。
  • Dressing 美容外科医 森野まりあ 分冊版

    藤川よつ葉/山本亜季/林みどり

    自己満足か承認欲求か
    2025年8月1日
    広告で見てめちゃめちゃ気になった作品。改めて色んな価値観があると感じるけれど、それでいいと思えないのが人間の複雑なところ。周囲に馴染んで擬態したほうが平和に暮らせるんだろうなって気持ちもあるし、自己表現欲求、傷つきたくないや楽したいという気持ちもあるし。人間の美醜感覚も、他の動物と重視するポイントが違うだけで、他者に侮られることに危険を感じるという生物の本能であって、多少なりとも必要な感覚という意味では変わらないのかなという気もするけど……。ルッキズムという文化的な観点から見るとホントに不思議で奥が深い。つかみどころのない世の中の美醜感覚に右往左往してしまう登場人物の気持ちが切ないし、他人事じゃない。先生が粛々としているのがいい。
  • 推定悪役令嬢は国一番のブサイクに嫁がされるようです

    菓月わわの/恵ノ島すず/藤村ゆかこ

    2巻まで
    ネタバレ
    2025年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作中ゲームの設定ありきなので、細かいところはこの物語観ではそういうものだ、とスルーして読んでいます。その上で、登場するキャラはみんな可愛いし、始終平和なストーリーなので楽しかったです。キャラ設定と絵の表現がぴったりという感じもしました(ヒロインが髪と瞳の色を除けば絶世の美女というわけではない……などの設定とか)。エマちゃんのお母さまの性格が、ザモテる公爵夫人というキャラなのも好きでした。エマちゃんの恋愛脳とルースの下僕体質も含めて面白ファンタジーです。
    いいね
    0件
  • 悪役令息に転生したけど幼馴染のママ♂になるぞ!

    パラリラ

    転生腐、大暴れ
    ネタバレ
    2025年7月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ギャグノリのBL。おシャルは不憫だけれどこのくらいのギャグノリが気楽に読めて嬉しい時もある。幼いおシャルが苦肉の策で繋ぎ止めちゃった関係がよりにもよってママなので、主人公が無自覚な間はギャグしていてくれないと気持ち悪いんだけれども。どうかおシャルが報われますように。
    いいね
    0件
  • インチキ聖女と言われたので、国を出てのんびり暮らそうと思います

    朱子すず/日之影ソラ/Chum

    1巻
    ネタバレ
    2025年7月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 貴族の陰謀で追放された聖女のヒロイン。護衛のロランが付いてきて赤ん坊のように世話を焼いてくれるし、古い教会を借りて聖女の仕事はできるしで、追放後の生活に支障なし。うっすらラブもあるけれどロランがさっぱりしているし、聖女様は中身が子どもなのでドロドロベタベタしていなくてよい。ロランには何か秘密があるようだけど……。
    そんなことより目下の興味は追放した側の今後。1巻では追放した側の地域でパンデミックが起きていて、城の外は大混乱。王家は無事だけど、承認欲求マウント欲求に付け込まれて悪党に騙されているだけなので実は無力の王女が(手品的な何かで)聖女にかつぎあげられていることを知らず、王家は「???」となっているだけ(王家のアホっぷりが素晴らしくざまぁ映えすると期待)。本物の聖女がいないことを知っている悪党が時間稼ぎをしている場面から「一方その頃聖女様は……」と切り替わってしまったので、悪党のその後を読みたいです。
    いいね
    0件
  • 陰の実力者になりたくて!

    坂野杏梨/逢沢大介/東西

    どゆこと???
    ネタバレ
    2025年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第一印象はどゆこと??? 理想を叶えるべく現実に努力をし、転生しても努力をし、なのに現実には目もくれずに己の世界で雰囲気を作り、ところが彼のテキトーに作った世界観が実際の現実とリンクしている……。主人公は部下の言動を主の意図を忖度した即興芝居だと思っているが、芝居ではなく現実。度々「何も考えていない」という注釈(ツッコミともいう)が主人公に対して入るが、何も考えていなくても彼の空想を中心に世界が回る。……どゆこと? ギャグ&ミステリー? なんか読んだことないようなジャンルという気がします。
    いいね
    0件
  • 虐待されていた商家の令嬢は聖女の力を手に入れ、無自覚に容赦なく逆襲する【電子単行本】

    岸本さとる/てんてんどんどん/くろでこ

    聖女、怒髪天をつく
    2025年7月25日
    主人公を引き取った叔母一家の悪事がストーリー上で始まって以来、冒頭のシーンはよ、と思っておりました。3巻でようやくどうしてそうなったのか読むことができてよかったです。まだ何も解決していないので続きが気になります。
    いいね
    0件
  • エロティックに愛して

    東野裕

    懐かしさもあり
    ネタバレ
    2025年7月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 森田×佐倉と椿×ともはるは(というか東野先生の漫画を)若い頃紙版でよく読んでいて、このシリーズで読んだことないエピソードがここにあるかも、と思って買いました。アフターストーリー的なショートエピソードの集まり。本編のすれ違いとか痴話げんかストーリーとかを抜かしてえちえちのところだけ抜き取ったみたいな感じでした。
    いいね
    0件
  • 強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。

    壱乃ナナ/雨傘ヒョウゴ/鈴ノ助

    決着の時を楽しみに待つ
    ネタバレ
    2025年7月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 6巻まではネルラのやりたい放題で胸糞が拭えないままだったけれど、6巻の終わりは直接対決がようやく始まったところ。ネルラも計画を前倒しにしたけれど、ヒロインのほうも自信満々でネルラを挑発しているから準備は万端そう。7巻でヒロインが勝利するのは決定として(ですよね……?)、ネルラがどう吠え面をかくのかヒロインの大逆転を見たい……というか、読みたかったのは正直1巻と最終巻だけだったかも。
    いいね
    0件
  • 2匹ぼっちオオカミ

    やすだしのぐ

    馴染むか還るか
    2025年7月21日
    絶滅種ニホンオオカミとエゾオオカミの子孫な二人(二匹)。一方は人間社会でひっそり暮らすことを選択し、もう一方は仲間を見つけて森に帰る(群れを率いる?)ことをモチベーションに生きている。同じオオカミ、同じ絶滅種、仲間に出会えて嬉しい気持ちと、生き方が違うことに対する戸惑いと。エゾオオカミのほうは獣の本能を大事にしているようなので、彼に気おされるように二人の関係が展開していきそう。
    いいね
    0件
  • 七日間の恋人契約【合冊版】【電子限定描き下ろし漫画付き】

    颯月ナクル

    若干バイオレンスな印象
    2025年7月21日
    幼馴染でお互い憎からず想い合う関係のようですが攻キャラはSっ気強め。受キャラのほうはなんだかんだツンデレの素養ありリアクションからドM素質も感じられるタイプ。両片想いで、受の本音を引き出すべく、強引めな攻の言動でストーリーを展開させていく感じなのかな。
    いいね
    0件
  • え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?(コミック)

    伊於/下城米雪/icchi

    システムを理解できていないと墜落しそう
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大企業という設定らしいけれど能力のあるエンジニアを簡単に放逐する、彼女がいなくなった後ホワイト企業に擬態していたワンマン企業はどうなるんでしょうか? 人手が足りなくなったら嘘のホワイト企業ヅラしてまた応募者を騙すのかしら? 悔しい思いをしているエンジニアさん、ホワイト企業リストに騙されて苦しんでる若い社員さん、実際に結構多そう。主人公ちゃんは今の社会でお金になる技術を持っている人らしいので、服装自由(コスプレを含)な会社で活躍できそうで、「芸は身を助く」「手に職付けろ」の金言通り。お金を稼げる力が正義かぁ……会社の業績に貢献する優秀な社員は自由に働く権利があるんだよねえ……そういう会社がなければ起業すりゃいいしね、世知辛いけど分相応に頑張るしかねぇ……。前のブラック企業のしゃっちょさんは、金の卵を産む鶏をみすみす棄てちゃったのね、ほんとに大企業の社長の資質あるか? 「手に職」の「職」の内容が、大分様変わりしていることに気づいていない高齢者も多そうなのが哀しいけど。
    いいね
    0件
  • 元貴族の四兄弟はくじけない! ~ちびっ子だけどおっきなもふもふと一緒に大切な家族をまもるのら!~

    五月やみ/撫羽/potg

    キャラデザ可愛い
    2025年7月21日
    キャラ絵が可愛いです。男女男男の4きょうだいに加えて乳母のキャラ絵も優しそうなほっこりとしたデザインで服装も可愛いです。もふもふもシンプルで可愛い。末っ子が神様とやりとりしていたので実質主人公のチート要員? 元貴族きょうだいがこれからどう暮らすのか楽しみです。
    いいね
    0件
  • すべてを奪われた聖女~二度目の召喚で待っていたのは処刑でした~

    四葉美名/佐藤里

    1巻
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一度目の転移で聖女として順風満帆だったヒロインが、理由はわからないけれど夢オチよろしく現実に戻って来て、さらに原因不明の再転移。ところが以前の転生で培った人間関係はゼロになっていて、喜びの再会とはいかず、処刑されるかも……? という展開。1巻ではヒロインの人となりがわからず、高飛車な令嬢に見下ろされていても可哀そうとも応援したいとも、何の感情も湧いてこない。現実世界で理不尽な目に遭っていることを強調したいならもう少し詳しく描いてもよかったのかなと思う、ただ、PCの前で首をかしげているだけの絵と「今日も怒られた」だけの描写だと、一度目の転移時のスーパーチート描写と併せて、彼女が呑気すぎるキャラのように見えてしまう。二度目の転移時に、ヒロインには何の落ち度もないのに酷い目に遭わされていると印象付けるには、ヒロインの人物描写が足りないのかも。
  • まめとむぎ【単行本版】

    谷口菜津子

    正気を取り戻せるか、維持できるか
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仕事でライバルに敗れ、不倫が社内でバレて(これは自業自得、だけど相手の女がそこまで墜落したのを知ってて復縁の手紙をよこすような男だから、罪は相手の男と半々と思う)、会社を辞めた女の子が、思い出の居酒屋にふらっと立ち寄ったら、代替わりで思い出の味が消えていたかわりに、新しい何かを手に入れかけ……。という感じのお話。不倫男に惚れてしまうような子だけど、親に心配させまいと嘘を吐いたり、腐りながらも転職しなきゃと現実は見えていたり、なんとかしなきゃとあがく姿は、思い通りにならない中で自分だけが不幸と思わずに、相手の奥さんや子どもに罪悪感を持ったり、自分を腐らせようとする世界と必死に戦おうとする気持ちが伝わってくる、応援したくなるキャラ。
    いいね
    0件
  • かいじゅうたん、現る。

    中村たつおき

    怪獣保育
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 庇護を要する幼い子どもと、街を壊し人間の生活を脅かす怪獣の存在、その二つの板挟みで真っ直ぐな総理が一生懸命に働く姿が、読んでいて楽しいという気持ちにさせてくれます。怪獣大臣の合理的な姿や仕草で托卵の成功率を上げるという理論も大変興味深い。ギャグとしては、主人公の総理はとても素晴らしい。現実的にはシジマチくんの仰ることがご尤もで、指揮官は簡単に危険にさらされてはいけないし、国のトップは気楽に間違えてはいけない(おっとうっかり感覚で誤射)、救助側がおいそれと倒れるわけにはいかないから食べられるときに食べて人助けの前にまずは自分の体調管理、シジマチ、さすが総理の側近です。
    世の子育て人、預かり人、保育人たちは、一国の総理大臣と同じくらいのプレッシャーで日々子育てし、その保護対象は時に怪獣のようでてんやわんや振り回され、素直に欲しいもの好きなものを全身で求める健気で可愛い存在でもあるが、彼ら彼女らが一歩動く度に国が軍事レベルで動かなくてはならないほどのエネルギーを持っていかれ(ることもあり)……。保育とはすべての大人が一致団結しなければ対応できないほどの大仕事でもある……そんなメッセージを私は感じました。
    でも現実味にフォーカスして読まないほうが色んなことが気にならなくて楽しいですね。かいじゅうたんが可愛いので、ギャグとして楽しむにはハートフルで面白いかなと思います。
    いいね
    0件
  • 星界の紋章

    米村孝一郎/森岡浩之

    むずかしぇぇぇぇ……
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤、かなり難しい政治的やりとりが続きます。主人公の男の子が暮らす世界が侵略を受け(戦争か降伏かを迫られる)、民主主義社会が貴族階級社会に変わります。主人公は実母を亡くし、実父に事実上棄てられ(籍は残した?)、養父母に育てられています。が、そのXデーを境に、親の社会的立場上、強制的に次期領主となったようです。貴族と平民という形で主人公は養父母と別れることになります。描写からするとそれまで彼を我が子のように可愛がっていた養母は、彼とまともに対峙できなくなったようです。主人公の父親が交渉役として、自身を貴族にすることで戦争を回避、それまで理念上の主権を持ちえていた民衆は、それを奪われた。ゆえに、主人公の父親が「民衆の主権を売って自分の特権階級を買った」という構図が表現されているようです(ここめっちゃ難解でした……今もこの理解で合ってるのかわからん)。民衆にリンチを受ける可能性のある主人公を、義父が保護可能な場所まで送り届ける。その後、侵略統治を受け入れた彼らの新しい社会は……。という感じです。興味深い設定なんだけど難しすぎぃぃぃぃ……!
    いいね
    0件
  • ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です(コミック)

    オオトリ/岡達英茉/日下コウ

    王子だけが笑わせてくれた
    ネタバレ
    2025年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無事完結。もっとさっぱりできるかなと期待していたのですが、意外と複雑な心情を表現するタイプのお話でした。父のマリーに対する態度は呪術だか薬だかが助長していたようで、マリーも父とは完全和解、むしろ難を乗り越えて仲良し家族になりました、的な。マリーが結構酷い目に遭ったという印象だったので、複雑な気持ちでした。親に対してはいつまでも抱っこして欲しかった、みたいな気持ちが拭えないもんなのかな、何度やり直してもそんなことしてくれる親にはならないってわかってても。マリーは妹に対しても優しくて、マリーの気持ちに触れた時に妹も自分の悪意を後悔する(不自由な投獄生活になって後悔というわけではなく、マリーに対する謝罪の気持ちで後悔?)という感じだったので、単純なざまぁではなかった。3巻は、マリーが人間に戻ったのでかわいい猫ちゃんもほぼ登場せず、妹を成敗するより元帥とのいちゃつき&マリーの独白がメインという印象。結局王子の処され方が一番滑稽でよかったかな、修道院に入れられてマリーに思い出してすらもらえないしw。野心家の妹と違って、王子は単純に浅慮なキャラだったんだけど、作家さんは野心を持った悪人よりも思考停止の愚者のほうが嫌いなのかなと思いました。
    いいね
    0件
  • 万能女中コニー・ヴィレ

    黒コマリ/百七花亭/krage

    意外と重かったね……
    ネタバレ
    2025年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はチート女中が無双するライトなお話かなと思っていたのですが、人間ドラマが根深く重い。コニーと母親の関係は身につまされるものがあります。ある程度人生を重ねると自分が取捨選択し耐え忍んで努力を重ねてきた時間に価値を見出したくなるものです、自分の生き方が正しいと欺瞞しなければ生きること自体に耐えられないことが、長く生きるほど増えていく気がします(運の良しあしもあるのでしょうが)。自分も正しいあなたも正しい、そう冷静に考えられる人はいいのですが(そういう方こそ自分に自信があるのだと思います)、コニーの母親は自分の生き方が正しくてコニーの生き方は不幸な未来を呼び寄せる間違ったものだと思い込んでいるようです。自分とは違う他人の人生が間違いだと断定しながら、心からの良心であげつらって自分の人生を正当化するコニーの母親は哀れなのですが、能力を抜きにしても彼女のような自己欺瞞に染まり切ってそれを自分でもわからなくなっている人間が身内にいたら、非常に厄介。自分の身内にも心当たりがあるので、本当につらかった。哀れとも思わずにいられたらどんなに楽か。憎みたいわけじゃないから距離を置くというコニーの策が刺さり過ぎます、本当にそれしかできないんです、ああいう善意の人には。本人は心から善い行いをしているからこちらも憎みたくはないんです……が、一緒にいたら、斧持って追いかけまわされるほどでなくてもいつか死んでまうのよ。女中同士、同僚や上官、義兄、王子との関係において、コニーを取り巻く人間ドラマが表現されていますが、私にはミッシェルが私の母すぎてめちゃめちゃ心が動きました。毒親問題(親も悪気がなく、自分の正義を一生懸命生きているだけのタイプの健気な親が結果的に毒親になってしまうタイプ)の根幹をここまで視覚化してくれたのは本当に嬉しい。(2巻まで)【追記】3巻は恋愛要素が強くなりあまり好みでなくなった。義兄が戻ってきてまたちょっかい出し始めたし、間者っぽいキャラがコニーに(間者の仕事的にも個人の興味的にも?)ちょっかい出すし、恋愛要素は上官とのわちゃつきくらいでちょうどよかったので、展開が期待と変わってきてしまった。コニーと逆ハーのミスマッチが受け止めきれない……。コニーの生い立ちが重いからバランスを取ろうとしてるのかな……?
  • 我が復讐に祝福を【単話版】

    銀杏まかな/COMIC ROOM

    なんか濃い
    ネタバレ
    2025年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが自身の復讐のために他人の復讐を手伝う決意をしたところまで読みました。ぶっ飛んだ依頼主のマダムとか、ヒロインちゃんの母上とか、気になるキャラ達。そしてストーリーの先も、めちゃめちゃ気になる……。無事、両方の復讐を遂げられるのか。期待以上のざまあで遂げられて欲しい。
    いいね
    0件
  • 冷酷王は初恋に狂う

    只野もちた

    さる高貴なメンヘラ2人
    ネタバレ
    2025年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインちゃんはメンヘラ製造機かもしれない……よりによって彼女を慕う男が揃いも揃ってヤンデレなのか。ヤンデレでは済まないほどの危険人物という気がします、よく一国の王太子やら王が務まっているな、というくらい激情型ですが、ヒロインちゃんが関わる時だけスイッチが入っちゃうの?王殺しの信託といい、ヒロインちゃんが気の毒です。故郷に残るも結婚して出て行くも、どちらも苦労しそうだけど、この先どうなるんだ……?(3巻まで)
  • 前世は冷酷皇帝、今世は幼女(分冊版)

    遊喜じろう/まさキチ

    強いっていいな
    ネタバレ
    2025年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お人形さんのような容姿の令嬢と、めっちゃめちゃ強い中の人という組み合わせは他にもあるけれど、新しい中身とそれ以前の中身がそれぞれ独立した人格を持っていて会話もできるというのが面白い。新しい中の人は心身ともに最凶の最強で、自分を生きる選択肢が一切なかった弱々お嬢様を守ると宣言する味方でもあるのが頼もしい。忠義者もほぼ同じ座標に転生し再会したので、彼らの前世がこれから明かされてストーリーの一つの軸になっていくのかな?
  • 転生伯爵令嬢は王子様から逃げ出したい【単話売】

    椎名秋乃/月神サキ/林マキ

    ヒロイン可愛い、王子嫌い
    ネタバレ
    2025年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同作家さんの転生物作品と繋がっているんですね、作中ゲームがシリーズ扱いになっているのが面白いです。4巻まで読みましたが、今はとにかくシェラちゃんを応援したい、王子は正直好きになれない俺様キャラなのですっこんどれと思いますが。この展開だとシェラちゃんは王子を好きになって無事ハッピーエンドという感じかな? まさかここから王子とは無事に縁を切れて別の道でハッピーエンドになりました、とはならんだろうな……私としてはそっちのほうがいいけど。アリシアの相手役も強引グマイウェイが過ぎて大概だったけど、こっちの我儘王子もさすが王子、青天井で偉そうっすねー……。
    いいね
    0件
無料会員登録でもっと見る