鬼の戀
」のレビュー

鬼の戀

丸木文華/Ciel

堪能した

ネタバレ
2014年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両親を亡くして、一人で生きてきたヒロインは、母親の実家の使者に探し出され、閉鎖的な村の旧家へ連れて行かれる。
この村には、鬼が祀られ神隠しが多いという。
暗く不気味な雰囲気でお話が進みます。
初めて読んだ作家さんですが、文章の美しさに、脳みそが癒されました。
前半はあんまり甘さやエロもなく、村や桐生家にどんな秘密が隠されているのかドキドキしながら読み進め、後半はエロ満載、怒涛の展開にびっくりしました。
ヒーロー、ヒロイン二人よりも周囲の人の方が怖かった。
耽美的で幻想的なお話、とても面白かったです。
この作家さんの他のお話も読んでみようと思います。
イラストも素敵でした。
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