このレビューはネタバレを含みます▼
『さんかくトワイライト』のスピンオフ。前作で微妙な立ち位置と役どころで、主役でなかったのもあるけど微妙な終わり方をした渉のお話です。
どちらも良かったけど、同じDK同士とはいえ渉が高3だったりバイト内容(バーテンダー)だったりで、やや大人な雰囲気のあるこちらの方が、私は好みでした。
あと、受けのタイプも大分違います。前作はヤンキー・駄犬タイプ、今回は訳ありツンツン坊やで、同じ可愛いでも侑吾みたいなタイプは、ツンの裏にある事情を知りたくなるし見守りたくなってしまって、渉同様に目が話せなくて気になりました。
タイトルの「アンビバレンス(両面性)」も上手い付け方するなと思いました。これは渉と侑吾、どちらにもいい当てはまるのだろうなと思いましたし、より複雑なストーリーに仕上がっているように感じました。前作の二人も出てくるので、その後の関係性も分かって良かったです。こちらのシリーズは、順番に読んだ方がいいと思います。