鬼滅の刃
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鬼滅の刃

吾峠呼世晴

面白いけど…。

ネタバレ
2025年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻読んで、映画見ての感想です。まぁまぁ面白いです。普通に。
ただ”普通”なんですよね。いい意味でも悪い意味でも。
それなり粗もあるんで、社会現象になる?って感じ。あくまで私の意見ですが。
ここから下は話の粗とか、個人的にこれは…?ってなる部分の話です。
正直 鬼倒す→過去回想→主人公が鬼に情けをかけるorぶちぎれる という2パターンしかない。
しかも回想に関しては読者しか見えてないんで、主人公は「めっさ悲しいにおいする…。せや!とりあえず情けかけたろ!」って感じなんですよね。むかつきます。何も知らないくせに出しゃばってくるんで。鬼は「優しい目…。しかも情けかけてくれて圧倒的感謝…!」って感じで泣きます。おい情緒。
主人公が偽善者的な扱いされている風に感じました。私は。義勇さんは大好き。
しかも鬼が人間殺すシーンがあんまりにも無いせいで、読者は「うわ、この鬼記憶なくしてころしまくったんだね。かわいそう。」ってなります。読者にその鬼が人間何人殺したか匂い嗅いで教えてやれよ、主人公。得意だろ?
なので個人的に鬼で一番好きなのはどうまです。いや逆張りとかじゃなくて。
お涙頂戴展開もなく死んでくれたし。記憶なくして人間殺しまくってた、ゴメン!って感じもなく清々しくて。
上弦の肆、伍はちょっとキモイ。別ベクトルな感じ。お涙頂戴展開もなかったけど…。
あとは呼吸ありますけど 技出す→技でる なんですよ。臨場感がない。
なので映画はめちゃくちゃ面白かった。どうせ金かけまくっても利益が圧倒的だと分かってるんでしょうね。
知らん人でもいったん見てほしい。過去回想に時間半分使ってるけど。
その他は キャラピンチ→他の死んだキャラ出てくる→力が湧いてくる もうずっとこれ!最終決戦もこれ!
ご都合展開が多い!多すぎる!一回一回の感動が薄れるだろって。入れたら入れただけよくなるとかじゃないんだよ。ストーリーとかの枠組みをしっかりつくってからやってくれよ。
理由付けがめんどいとすーぐこうします。なんだよ父上が言ってるって。隠とかはそれで納得すんのかよ。なんでだよ。
まぁそれなりに粗もありますし、5巻ぐらいまで絵も粗いし、感情論ばっかだけど面白いですよ。
凡作の異世界ものみたいで。
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