私が死んで満足ですか? 疎まれた令嬢の死と、残された人々の破滅について
あばたも/マチバリ
このレビューはネタバレを含みます▼
トータルでは良かったです!
無表情のヒロインが最終話では笑顔満開、愛される喜びを知ったのだなと嬉しくなりました。
ただ1つだけ、結局ロロナが妹を鞭で打ったりいじめ倒していたという誤解が解けていないままですよね…?
元婚約者の王太子はロロナが死んでも「もっと早くに死んでくれていればいいものを」だの「これでルミナと結婚できる」だの、王太子とは思えないお花畑で、挙句には「なぜこんなことに」とか言っちゃってる。
ざまぁされはしたけど、結局「慰謝料払えない」「見舞い金払えない」というお金絡みでの後悔でしかなく、ロロナは虐めてなんかなかったんだ、俺はなんてことを……!と自分の浅はかさに後悔して欲しかった。
女1人の言葉を信じ込んで調査もせず断罪する王太子なんていずれ廃嫡になっていただろうけど、最終話で王太子にも世間にもロロナの汚名を晴らしてくれたらなお良かった。
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