たった一つの輝きなんていらない

ネタバレ

2025年8月2日

このレビューはネタバレを含みます▼ 今、個性、個性と言って、自分だけの好きなもの、得意なことを見つけようってしきりに言ってますね。見つけられる人はそれでいいんだけど、それが見つけられない人もいるよね、という。唯の両親は愛情はあったのに、ただ一つの輝きを求めてしまった。唯を追い詰めたことに気づいたのに手放したり、ずっと仕送りを受け取っていたりして（貯めてるとかかと思ったのに）、疑問点はたくさんありました。
私は常々、“他の人だってこれくらいできてるけど”って事柄を取り上げて、“こんなところが素敵”と言ってくれる人が運命の人だって思ってるので、唯にとっては理一はまさに運命の人だなと思いました。
理一の魅力は誰にとってもわかりやすいんだろうけど、唯のように無邪気に接してくれる存在は癒しなんでしょうね。
スルスルまとまるいいお話でした。

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キャベツさん

(女性/40代) 総レビュー数：2621件

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