ピットスポルム
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ピットスポルム

三上志乃

共依存関係

ネタバレ
2025年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5巻読了の感想です。
矢野がいい子で、小田島は美しいモノを愛でるように執着していく。小田島の言葉の節々に、「自分はダメで矢野はきれい」と思ってそうな感じが散りばめられてて胸が締め付けられます。2巻で念願叶ったときに読んでる側もめちゃくちゃ嬉しかったです。そして、小田島にとって奇跡みたいな関係が続いていく軌跡を描いてくださって嬉しいです。完全に両思いなのにぜんぜん舞い上がってなくて、日々色んなことを新鮮に感動していく小田島がとてつもなく切なくて好きです。イケメンだし雰囲気あるし引く手あまたでどれだけ願おうと全て叶いそうな小田島が、素朴で純朴な矢野を(だからこそ)好きって時点でめちゃくちゃ愛おしい。5巻で「片時も離れたくない」みたいな感情をちゃんと矢野に伝えて、それを矢野も、同じ熱量で感じ取ってくれて同じだけの気持ちで自分もそばにいたいと思ってる事を伝えてくれて多幸感に溢れてました。共依存カプなんだなぁとしみじみ。小田島が矢野をストー カーしてるとかなんかめっちゃリアルなこと自ら言っちゃうし今だからこそ言えるできることを噛み締めてるのが嬉しいですね。小田島にとって矢野が全てなのが、巻を追うごとにとめどなく溢れてきて見ててずっとずっと幸せでいてくれって思います。とにかく小田島にこんなに愛される矢野見てたいし小田島がこの先ずっとずっとずっと幸せでいてくれるのを見てたいし、ずっと続いて欲しい作品です!
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