「死霊術師など穢らわしい」と処刑されたので、魔族に転身致します
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「死霊術師など穢らわしい」と処刑されたので、魔族に転身致します

早瀬黒絵/要龍

3巻

ネタバレ
2025年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻で先生をやっつけるヒロインの姿が爽快でした、楽に死なせないあたりが復讐物の手法としては、とてもよい。絵面としてはややグロありでした、ちょっと怖ひ。ユウリが先生以上に腹の立つ敵役なので、次は彼女と王太子の最期が楽しみです。
3巻では大分ユウリに冷や汗をかかせる展開になりました。瀕死の仲間も助けられたしとてもいい。が、攻と防とで考えている戦争の要が同じ場所のようです、どちらも当該要塞を目掛けて、攻める護るの準備をスタート。勝算が的中するのはレイチェルかユウリか……てなところで4巻へ続く。
あほのユウリきっかけではありますが、レイチェルの死霊術は平和を望む人(戦いたくない兵士や平民)の遺体をも傀儡にしてしまいます……。が、面倒な仕事は自分より弱い小国の兵士に振って、自分の周りだけよけりゃいいみたいな兵士に死んでも死んでも戦わせ続けるというシーンはぐっときました。レイチェルの(おそらく魔王も人間に遺恨あり)復讐心が強いこともあって、リベンジストーリーがはっきりくっきりと浮かび上がっているので読みやすい。
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