このレビューはネタバレを含みます▼
他社の広告でこの漫画を知り、興味を持ったので少しずつ購入し、本日全話読破しました。見ているのも辛いほどの内容が描かれています。読んでも数ケースを除き、子供を自分の所有物だと考えている親のエゴによるものとしか思えないものが大半でした。しかし現実にはもっと複雑な事情が絡み合うのかもしれません。だからこそ、親ばかりを責められない。分かっていても、じゃあ被害に遭っている子供たちはは誰が救ってくれるのだろうと思ってしまう。これは漫画だから、助かる子供たちも多く、各話で救いが見えるような終わり方になっています。しかし現実はどうなのだろう。一貫田さんの「子供にとって親を責めるということは、親を殺すよりも自分を殺すよりも、何より辛いことなんです」という台詞が胸に残りました。私にも何か出来ることはないのだろうか。出来ることがあった時、手をさしのべられるのだろうか。そんなことを延々と考えてしまいます。出来れば多くの方にも、この漫画を読んでそれを考えてほしい。そう願います。