灰とダイヤモンド
」のレビュー

灰とダイヤモンド

定広美香

ブルースを聴いてる感覚。

2014年11月30日
何度も何度も読み返してやっとイメージが掴めた、そんな作品でした。
深く読もうとすると意味が分からない、でも印象的なシーンがあるわけでもない、強いて言うなら曲を聴いてる感じ…というのが個人的な感想です。
UGHシリーズのような余韻はなく、バディシリーズのようにデンジャラスでもなく、ねじの回転のように深遠さがあるわけでもなく、サーフ~のような思春期特有のピュアさもない…この作家さんにしては珍しく内容の薄い作品かと思います(長編なのに)
時間と懐に余裕のある方は読んでみるのも一興かもしれませんが、奥深さを求めるには繰り返し読み込まないとイマイチぴんとこないかも…。
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