このレビューはネタバレを含みます▼
坊っちゃんのふきへの思いが、まっすぐで本気でぐっときた。
12歳で養子に出され寂しかっただろうし、さらに家の後継や自分の立場上、プレッシャーの中努力されて立派に成長した。
けれどその裏では、幼い頃から慕ってきた女中のふきのことが心から離れずにあって、優しいねえやの存在が唯一の心の支えだったのかもしれない。
思いがけず機転をきかせて結婚できたが、身分差も年齢差もありなかなか素直に普通の夫婦のような関係になれず…
ようやくお互いを思う気持ちがわかって、純愛が実った時、ユウゴの目から涙が落ちる。
そこに本当にぐっときて、泣けた。
こんなに愛する人と夫婦になれて良かったよね。
そして、ふきも自分を愛してくれているとわかって感無量だよね。
この先、養父に女中を嫁にしたとばれて波乱があるか、また時代も震災や戦争があり心配ではあるが、純愛な2人には幸せでいてほしい。