このレビューはネタバレを含みます▼
しつこくしつこく恋心を伝えてきて、やっと思いが重なり合うって時に事件がおこる。酷いひどすぎる。こんなに2人とも純粋に想い合っていたのに。
Ωだからと3人に人生を狂わされてから、ヤバい人とも関わってひたすら復讐するために生きてきた。辻くんとの再会で想いは溢れるけど巻き込みたくない、でも許せない、殺してもきっと傷は消えないのもわかってる。でも復讐しないとやりきれないってもう辛くて悲しくて。
綾瀬への想いは最初に思った印象よりもずっとずっと深くて重くて純粋で切ないもので、叶う恋だったはずだから余計に忘れることはなくて。辻くんも3人にいつでも復讐できるようにコツコツ情報を集めて追い詰められるように準備していて。αだった辻くんの友人はいつも寄り添って味方だったんだね。
ずっと苦しい話の合間に2人の穏やかな時間があるのがさらに切なくさせるけど、苦しい展開のラストに少し希望があるような感じがよかった。いつかの未来は2人が幸せになれると信じて。