招かれざる花嫁の王命婚~愛されない運命と知りながら、薄幸王女は軍神辺境伯に娶られる~
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招かれざる花嫁の王命婚~愛されない運命と知りながら、薄幸王女は軍神辺境伯に娶られる~

東川カンナ/コトハ

惜しい...!

ネタバレ
2025年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公はとても健気で素直、ヒーローも領地のことを第一に考えとても真面目で、なかなか主人公を受け入れられずしばらく冷遇してしまいます。
この二人に何があって距離が近づいていくんだろう?、全然二人が想い合うイメージができない!とドキドキしながら読んでましたが、主人公の侍女の進言であっさりくっついてしまい拍子抜けしました。
そして、この物語でおそらく重要だろうと思われる「子どもができたら王家の干渉を受けるからできるだけ避けたい」という問題も、別にそんなのどうでもよかったわと言わんばかりのオチに、じゃあ主人公がヒーローにあんなに冷たくされていたのはなんだったの?と思ってしまいました。
そこに関しては紆余曲折ありながらも二人で問題を解決しました!のような根拠がほしかった...
ヒーローが主人公のどこを好きになったのかわからず、侍女に進言されてあれよあれよという間に関係が進み、私の気持ちがついていけませんでした。
前半の主人公が新しい場所での生活に馴染めず葛藤していたシーンはドキドキしながら先が気になって仕方なかったので、後半はもったいない印象でした。
もっと行動する主人公だったらよかったのになと思います。
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