悲しい。あまりに悲しいミステリー

2025年8月10日

謎解きが元々、苦手で誰が犯人なのか最後まで分かりませんでした。最後までどきどきしながら、歌ちゃんを応援していました。
全編通して主人公の歌ちゃんのどうしようもなくひたむきで真っ直ぐなところがベースとなります。そして。すべての登場人物たちの「大事な人を必ず守りたい」という強い思いが交錯していきます。
それは必ずしも、正しいわけではなく。
そもそも。誰かにとっての正しさが、すべてではなく。
「クジャクのダンスを見た」という、その確かな事実の点から、始まり、離れ、また、その事実という点に収束されていきます。最後まで目が離せない、愛憎の、ミステリーでした。

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nene さん

(女性/30代) 総レビュー数：0件

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