ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける
」のレビュー

ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける

セキモリ/クレイン

毎巻泣いてました!

ネタバレ
2025年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単話版の方で数話無料だったのでとりあえず読み。
正直単話の方が、かなりの話数が値引きされていたので
そちらを買おうか…かなり迷いました。

でも結論、本当に単行本版を買って良かった!!!
おまけがまた良き!!

そしてここからはストーリーについて。
なんだかんだ、ほぼ毎巻泣いてました笑

とにかく、ララのアリスに対する愛が尊い。
一体どうしたらここまで清い心で
接することができるのか?

でも、だからこそ恋心を抱いたアリスにとっては
その慈悲深い心が時に残酷であり
年齢差を突きつけられ、胸がしめつけられました。

序盤、大好きだったララが自分のせいで…
なぜ自分が生き残り、彼女が犠牲にならなくては
いけなかったのかと自身を責める気持ちと
味わうとてつもない絶望感。

そんな中、必死に前を向き
ララのために強くなり竜を倒すことを決めた
アリスには敬服しました。

その後、竜の中から発見した石像になったララ。
ある種諦めかけていたララが生き返るかも?!
からのまさかの20年…。
私ならマジで耐えられない…長すぎるよ…。

そこからのアリスの溺愛ぶりは
今までのことを考えれば至極当然のこと。
ヤンデレなんてそんな言葉で片付けてはいけない!

辛く長かった20年のお陰で、年齢差が逆転して
さぁここから溺愛ハッピールート一直線か!と
思わせてからの再度訪れる絶望…。

最後、アリスの表情があまりにも切なく辛く
見ていられなくてまたもや号泣して
ヤバかったです。

とにかく、ストーリー展開がしっかりしていて
絶妙なタイミングでしっかり挟んできてくれる
過去の2人の幼少期や思い出シーン。
そして何より、最後に全てが伏線回収されて
想像以上に深いお話であったことにも圧巻!

こんなにもステキな作品を読むことができて
幸せで感無量です!!!
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