氷の騎士団長様は訳アリ令嬢をひたすら甘やかす~お前を愛することはないと言っていたのに、旦那様が溺愛してきます~
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氷の騎士団長様は訳アリ令嬢をひたすら甘やかす~お前を愛することはないと言っていたのに、旦那様が溺愛してきます~

くまだ乙夜/まりきち

酷い父親である

ネタバレ
2025年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の父親が婚外子でありヒロインが隔世遺伝で茶色の目を持って生まれた事でヒロインの存在が父親の婚外子である事が露見すると考えた酷い父親は母親を不貞したと決めつけ自死に追いやりヒロインをも6歳で修道院に入れて修道女になるように命令。酷いぎゃくたいで育ったヒロインには成すべくもなく。修道院での辛い生活の日々の中ヒーローが戦争に赴く為の儀式で妻が必要になり修道院で花嫁を探すという事が起こりヒロインのいる修道院にも来て一番真面目そうで従順そうなヒロインを花嫁に決め短期で結婚し儀式を行いそのまま戦争へと向かう。ヒーロー祖母と共に大人しく過ごすヒロインはヒーロー祖母の言う通りに手紙を送り続け返事が来ることがなくても従順にその通りに三年間続ける。戦場で荒んでいく精神のヒーローにとっては唯一の癒しとなりヒロインからの手紙を大切に持ち歩きそのおかげで幾度も勇気を貰い死線を乗り越える。帰還したヒーローは英雄となり人が変わったようにヒロインに優しくなりデロデロに甘やかし溺愛しまくる。ヒロインは三年前のヒーローとのあまりの違いに困惑。ヒーローが三年前に言った通りに戻ったら離婚するつもりのヒロインはヒーロー祖母のアドバイスで離婚後の生活の為に年金が欲しいと告げるもヒーローは離婚しないと宣言しあっちこっちにヒロインを連れ回し溺愛ぶりをアピールしまくる。それは気の弱いヒロインが溺愛される事で守られるようにする為で。おどおどするヒロインだがヒーローの心の傷を知り癒されるまでは側にいようと決意。その為にヒロインは貴族令嬢としての嗜みを学ぶ。ヒロインの評判が社交界で知れ渡るようになるとヒロイン父親から脅迫の手紙が。手紙を処分したヒロインだがヒーローはヒロインの隠し事が気になり部下にヒロイン実家を調査させる。手紙を無視していたが今度はいた修道院からも手紙が来て父親の手紙が同封されていて逃げられないと悟ったヒロインはお世話になった侍女に宝石をプレゼントしそのまま修道院の迎えの馬車で修道院へと戻ると待っていたのは幽閉で。父親が会いに来る事に分かり待つと非情な事を強要するがどうにかヒロインは機転でその場は事なき終えるが残されたナイフでシーツを裂き塔から逃げ出すも追いかけて来た父親に追い詰められる所にヒーローが現れて父親の隠し事を暴露し父親を銃で打つ。そしてヒロインは父親の隠し事で母親の無実を知り心を痛める。
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