このレビューはネタバレを含みます▼
この作品で初めて知った「アリヅカコオロギ」とは、蟻の臭いを身に纏い蟻の巣に寄生し、アリの餌やアリの幼虫を食べて生きていくという。
ギ酸ってアリのフェロモンらしい。フェロモンかぁ…
最初から最後まで不穏な暗い空気が二転三転していく。
キリスト教を下敷きに、共依存と、美しいようなおぞましいような究極の愛が描かれる。
クリスマスの夜の左手のミサンガ。
7の願い通り、二人は幼馴染みとして生き返すのか。
様々な蟻の巣の中で、それぞれが信じた日常が繰り返される。
エロスとホラーと偽物であり本物の愛。
地雷多し、注意⚠️
(2025.8.16)