このレビューはネタバレを含みます▼
はとじ先生の作品好きで購入していますが、今作が1位に躍り出たかもしれない。全話余すところなく良かった。官能小説家の瑞樹と少女漫画家の拓海がお互いのペンネームで匂わせしてるのも読者が知ったら発狂レベルで歓喜するし、2人とも突発的な発想が想像を超えるのでいつでも感度良好な創作意欲湧くだろうなって思います。自分が書く(描く)原点はいつだって、相手を想う気持ちだから。
瑞樹×瑞樹…略してみずみずは爆笑しました。
煮詰まったら初デート気分を味わったり、欲しい言葉や惜しみない愛情くれたり最高のパートナー。
四六時中一緒にいると、愛しさやトキメキが色褪せて見えてしまうこともあるけど…マンネリが顔を出す暇がないくらいに鮮度良い萌えと癒しとエロを供給してくれるので、この2人なら幸せな未来しかない。
感受性強くて素直な拓海が受け身なパワーバランスに見えて、瑞樹の生きる糧である拓海が手綱を握ってる。
小説で恋人をモデルにイメトレ兼ねて楽しんでる瑞樹もそこそこに、脳内で官能的な自動書記が始まる辺り、拓海プロも強者。
敬愛と溺愛の塩梅が良くて、2人とも心地よくいやらしい姿のままで愛でて好き。
毎日がプロポーズ、毎日が新婚生活。
相手への愛着を一生かけて伝えてゆく。
タイトルも読ませ方もとても良かった。
個人的に拓海の編集担当になって、恋愛事情を推し量りつつ、BL作家に育てあげたいし
腐男子三崎先生のスペクタクルなBLも読んでみたいです。