私は選ばれない
」のレビュー

私は選ばれない

鈴宮ユニコ/碧貴子/whimhalooo

傍にいることで築ける愛もありますよね

ネタバレ
2025年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実妹と婚約者に裏切られ、父からも切り捨てられて婚約破棄することになった主人公のクロエ。
深い悲しみとやるせなさを抱くクロエですが、理知的で思慮深い淑女の彼女を周囲は強いから大丈夫だろうとのひと言で本当の意味で理解し寄り添うことなく扱います。
婚約破棄の醜聞で傷物令嬢となったクロエに手を差し伸べたのは公爵令息のレオネル。
叶わぬ恋に身を焼くレオネルは、傷つき打ちひしがれながらも気丈に振る舞うクロエに嘗ての思い人を重ね、契約結婚を持ちかけます。
愛も恋もなく好意はあるという関係から始まった契約結婚。共にいるうちに芽生えた愛情と執着にお互いに気がつくタイミングが悪く、クロエとレオネルはすれ違ったり、近づいたりしながら関係を深めていきます。
察しが良すぎて不器用なところがよく似ている2人。
ときめくような恋心とか身を焦がすような愛という派手さはなくても傍にいることで互いを知って理解を深めて築いていく、そんな愛もあるのではないでしょうか。
2巻まで購入して読了。
原作者の碧貴子先生の「どうせ捨てられるなら最後に好きにさせていただきます」のスピンオフ作品だと登場人物見てすぐに気がつきました。
クロエとレオネルがどんな帰結を迎えるのか、これからの展開を楽しみにしています。
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