このレビューはネタバレを含みます▼
いったいどんなふうに2人がちかづいていくのかが気になりすぎて、一気に3巻まで読みました。読みおわりたくない〜!と思いながら。
そして両想いになっても、2人の距離が一気にちぢまることはなく、それは慎重で丁寧なアプローチを共に歩んでいきます。本当にゆっくり。そこがいいんです!
2人はほとんど接触しない。でもそれぞれがみずからの欲望というものを扱いあぐねているからこそ、かえってそれがうきぼりになる感じが、見ててギュンッてなるんです。
高杉さんが無表情で、「我慢してる」とか「(理性が)トんだ」とか「途中で止める自信がない」とか言うの、た、たまんないなぁ〜。ゾクッとしちゃう。欲望をかくすのが上手な人だから、それを垣間見せてくれたときの破壊力がスゴいなと。
さわってほしい堤さんと
さわりたい高杉さん
一見お互いの思惑は一致してるけど
堤さんは髪を撫でてもらうくらいで満足で、
高杉さんはそれで満足なわけない笑
堤さんは、男の人がもつ「下心」というものの存在を知らないような描かれかたをしていて、男性の高杉さんが「ほんとうはどうしたいか」にきづいてないし、そのことに高杉さんはきづいてる。だから、どう「さわって」いいかわからなくなる泣
そんなピュアすぎる堤さんに、罪悪感を抱いたり、相手をひとりじめしたい気持ちを「いらない気持ち」といったりする高杉さんって、やっぱり本当に優しいんだと思う。本当に堤さんが好きで、大事だからこそ、すごく葛藤する。
でもそんなうしろめたい気持ちに揺れている高杉さんに、申し訳ないが見てるほうはときめきっぱなしです笑
クールなイケメンがどんどん人間らしく生々しくなっていく様子が見れるの、たまらないよ〜!
ずっとずっと続いてほしい、
今いちばん続きがまちどおしい作品です。