キャッスルマンゴー
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キャッスルマンゴー

小椋ムク/木原音瀬

映画のようでした

ネタバレ
2025年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミックスを読み終え、十亀の過去と2人のその後がわかるということで、小説リバーズエンドを読みました。
万の弟へ向けられた優しい眼差しの理由、友人二宮のこと、それらがサーっと繋がり、十亀の人生を垣間見たこと、見てしまったことで、どうかどうか、この先2人が共に永く暮らせますようにと願わずにはいられませんでした。

そしてリバーズエンドを読んだ後に、再びキャッスルマンゴーを読み返すと、十亀のことを全く違う思いで見ている自分がいました。

2巻最後のシーン、アパートに帰宅した十亀が、うたた寝している万を見つめる顔が、ものすごく愛おしいく大切なものを見つめる目であるのと同時に、大切すぎて壊れ物に触れるようにそっと優しく触れる手がね、もう、見てるこっちは心が震えました。
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