最後のオメガと恋知らずのアルファ王子
」のレビュー

最後のオメガと恋知らずのアルファ王子

名倉和希/亀井高秀

無骨な王子と気高い次期公爵オメガさん

ネタバレ
2025年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 貴族オメガバものといえば薄幸冷遇のイメージですが今回のティルダは大切に大切に育てられ、オメガだけど次期公爵・公爵代理としてしっかり働いているしっかり者です。まだ18歳なのに偉すぎる! 訳あってアルファの番をもつように父に懇願され、やってきたのは王の孫3人。既婚者王太子、性格の悪い第二王子、武人の第三王子。番候補は悩む間もなく分かります。番なんていらないのに!というティルダの恋模様が可愛いです。あと王子の言動がかなりコミカルでした。こんな間抜け行動する王子初めてだよ…。割とすんなりと、かつ穏やかにお付き合いを始めた二人がいったいどんなすれ違いが起こるんだろうと構えて読みましたが、割とあっさり終わりました(絶対最後に第二王子がやらかすと思ってた)思ったほどのすれ違いも波乱もなかったですが、何かあるはずという先入観が強すぎただけだったかも。いや一波乱はあったのですがもっと凄いことが起こるかと思っていたので…
ティルダが若いのにしっかりしているし良い感じのツンデレで可愛かったし王子が必死に溺愛しているのが微笑ましい。ティルダはきっと良い公爵さまになるでしょうね。オメガの公爵と伴侶のアルファ王子、なかなかない設定で新鮮です。ティルダが公爵になった後のことももう少し詳しく読みたかったです。
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