それでも愛を誓いますか?
」のレビュー

それでも愛を誓いますか?

萩原ケイク

登場人物全員、自業自得だと思います

ネタバレ
2025年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不倫未遂(しかも学校教師と)しちゃった夫も悪いし、話し合いもしないで子供欲しくない夫のことを妻が「子供欲しいに決まってる」って思い込んで結婚しちゃったのも悪いし、離婚のために働き始めたのに派遣社員の立場で正社員の若い男の子と不倫しちゃった妻も、派遣社員で立場が弱く大事な時期に告白しちゃって不倫に引きずり込んだ不倫相手の男の子も全員悪い。
だから全員が中途半端に美味しい思いして、最終的にハッピーエンドと程遠い惨めな結末を迎えたんじゃないかな。

子供が欲しくてたまらない妻は未練があるのに鬱で女性恐怖症なのを隠していた夫と情から離婚できず、家族のような関係でずるずる生きる。
夫も妻が自分に愛想を尽かして派遣先の若くて告白してくるほど愛してくれるイケメンと浮気していたのを「可哀想だから見捨てられない」と戻ってきたのを許すしかできず、肉体的な浮気をしちゃった妻に収入依存して生きるしかない。
一番可哀想って読者に言われがちですが、独身なのに既婚女性に手を出してしまったイケメンは浮気夫に負けて捨てられ、頑張ったのに社内で「派遣社員と不倫してたらしい」とひそひそされながら生きるしかない。
現実はこんなものなんでしょうけれど、漫画作品としては「この作品に意味はあったの?」としか思えませんでした。
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