稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】
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稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】

嵐華子(カドカワBOOKS/KADOKAWA刊)/昴カズサ/八美☆わん

無才無能って言葉が……

ネタバレ
2025年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分だけで無才無能と連呼されすぎてギャグに見えてきました。お話の流れ自体は続きが気になります!
ただ無料分時点で主人公はじめ登場人物のセリフと行動が合っていないと思うことが多く、相当オトクなクーポンがないとちょっ……と購入するのに勇気がいります。
主人公が無才無能を楽しむ!というなら全力で無能な負けお姫様ムーブをすれば良いのに、反論するし抵抗するしでどうなりたいのかがわからない……。モノローグが多い割に読者が知りたい情報量が少なく、どうでもいい「ま、主人公もそれくらいできますけどね」+「おばあちゃんだからどう思われてもどうも思わん」という内心だけ諄いくらいみせられるので……。
男性陣はヒロインに暴力振るわないと冷静になれないし、トドメは兄の「無才無能を装ってたのか?」でギブアップ。
その前の真剣に話し合いたいという言葉は勘づいてたから言った言葉じゃないんか――――い!!義妹の事に勘づいてたんだから主人公のことも勘づいてたってことにしても良くない!?それで主人公の離れ小屋での1話ぶん削れるのでは?!暴力を描く必要なかったのでは!?
有能風に描かれた男性陣が主人公に都合よく無能になる感じがして、主人公の行動と相まってキャラクターが義妹以外全然わからん……分かりやすい義妹が癒やしにすら感じられる……。
主人公は天才有能と思われたら不利益でもあんのか……?という情報も4話時点では全然出てこず……。

絵は古めの少女漫画感があってなんとなく懐かしい。最近だと珍しい男性キャラのアゴがとんがってる系の絵です。嫌いじゃないけど流行りの絵が好みの人は気になるかもです。
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