一目惚れした人がドMだったもので【電子限定おまけ付き】
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一目惚れした人がドMだったもので【電子限定おまけ付き】

山田ノノノ

これがデビュー作…だと?!

ネタバレ
2025年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ お恥ずかしい話、こちらの作品以外は全て読ませていただいていたのですが、どうしてもSMというジャンルが苦手な為に(Dom/Subは好きなのに?とか言わないで!)ずっと避けておりました。
というのも、見るからに痛いことして喜んでる表紙とタイトルにもドンとあるドMの文字に、これは痛めつけられて喜ぶタイプ確定だと思って(あながち間違ってませんでしたが)特に痛めつけられる系が苦手に思う部分があるのでずーっと読んでなかったのですが…!!
デビュー作にも関わらずここまで完成されたストーリーをぶつけられるとは思ってませんでした。
話の主軸にSMがあるのでもちろんえちもSMなのですが、愛の行為と作中で語られているとおり二人のえちも関係性にも愛をこれでもかと感じてSMだからと敬遠していた自分を恥じました。
Sで攻めの翔太君がミサキさんの事が大好きで、好きだからこそのSプレイとその後のアフターケアが愛に溢れているので読めたのも少なからずあると思います。
翔太君が生粋のドSで痛めつけることに喜びを感じるタイプだったらここまで読めてないかも…。
様々な葛藤の末に思いが通じ合うまでの過程を描かれるのが常々上手いなあと思っておりましたが、最初からすでに完成されていたのかと改めて山田ノノノ先生の凄さを痛感しております。
困難を乗り越えた末のハッピーエンドを読みたい方はおすすめです!
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