嫌われ者の令嬢は、私が愛しましょう。~いまさら溺愛してきても、もう遅いです!~
暮田呉子/藍原ナツキ
このレビューはネタバレを含みます▼
愛されず亡くなってしまった、嫌われ者の公爵令嬢イザベルに憑依転生した主人公アキ。疎まれ愛されず育った前世から、自分だけはイザベルを愛そうと決意するも、蓋を開けてみればイザベルは周りから愛されていた模様…それも、揃いも揃って拗らせどころかヤバい男ばかりに!?
父のグラント公爵は仕事が忙しくコミュニケーション不足から大事故に、弟のダミアンは構って欲し過ぎていつも喧嘩腰。ここまでは不幸な誤解やすれ違いか…で理解出来るのですが。
王太子オーティスはイザベルを遠ざけようと仕組んだ偽装暗○で逆に執着し出すし(執着のくだり、かなりの気持ち悪さです)、
王太子の婚約者の兄に至っては、王太子の事でほんの短時間(時間にしたら4〜5分では?)イザベルとやり取りがあった1度きり(しかもあんなに話したのに、とかのたまう始末)で「王太子に捨てられたなら自分が愛してやる」とか「自分を愛さないなら○ね」だとか、挙げ句の果てに妹を…と完全に頭が…。読んでて悲鳴あげながら頭痛がしました。
唯一、ヒーローのリオネルの愛情にホッとしますが、よくよく考えると、この人もちょっと拗らせてるような気も…(彼も憑依転生している)。
3巻まで読了ですが、王太子の気持ち悪さが振り切れている所で続く、です。どうなるの次巻!?
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